給料は上がらず、税金も源泉徴収できっちり取られてしまうサラリーマンにとって富裕層になるなど夢のまた夢。そんな風に思っている読者も多いだろうが、不労所得で夢を実現した人もいる。 埼玉県に住む澤田次郎さん(49歳・仮名)は4年前、IT系企業を退職した。もめたり、不満があったりしたわけではないが、「上司たちの姿を見ていて、これ以上、会社にしがみついて・・・
給料は上がらず、税金も源泉徴収できっちり取られてしまうサラリーマンにとって富裕層になるなど夢のまた夢。そんな風に思っている読者も多いだろうが、不労所得で夢を実現した人もいる。 埼玉県に住む澤田次郎さん(49歳・仮名)は4年前、IT系企業を退職した。もめたり、不満があったりしたわけではないが、「上司たちの姿を見ていて、これ以上、会社にしがみついて・・・
「まさかこんなに円安が進むなんて。うちとしてはありがたい話だが…」 ある輸出メーカーのIR担当者は9月13日、ドル円のグラフを見ながらこうつぶやいた。9月1日に円がドルに対して140円台まで下落し24年ぶりの安値水準となって以降も円安は加速、この日も1ドル14413円まで下落していたからだ。 ここ最近の急激な円安を受けて政府・日銀は、連日のように・・・
岸田政権の目玉政策として先の国会で成立した経済安保法。その成立過程で霞が関官僚の利権争いが勃発していた。 岸田文雄首相が目玉政策として位置付けていた「経済安全保障推進法案」(経済安保法案)が、先の国会で成立した。狙いは、国が経済活動を監視しながら物資の安定供給を図り技術流出を防ぐこと。中でも中国やロシアとの取引が念頭にある。 法案は(1)・・・
岸田首相が目玉政策として掲げる「スタートアップ育成」。現状では米国だけでなく、中国にも大きく劣っている。しかし、岸田首相の声を受け、政界のみなず経済界も動き始めた。 スタートアップ創出元年 8月10日に誕生した第二次岸田改造内閣。直前に安倍晋三元首相が襲撃されて死亡したほか、新型コロナウイルスの蔓延やウクライナ危機、台湾をめぐる米中関係の緊張、そ・・・
「周囲の富裕層も心配している。1000万円の追徴課税を受けたという話も聞こえてきて、震え上がっているみたい。自業自得だけどね」 都内在住の富裕層の男性は、経営者仲間で集まった際に出た話について、このように明かす。富裕層たちの悩みの種は、以前行っていた「ギャラ飲み」や「パパ活」にからんで、国税当局から調査を受けるのではないかと心配していたのだ。 ギ・・・
今年6月、富裕層の間でもっぱら話題になった事件がある。顧客に脱税を指南したとして、ドバイに本店を置く貿易会社「KPT General Trading LLC」代表の多和田真一(71歳)と同社日本代理店の吉田毅(48歳)、白木努(43歳)の3容疑者が、法人税法違反などの疑いで東京地検特捜部に逮捕された事件だ。 東京地検によれば、多和田容疑者らは2015~・・・
プライベートバンクは資産運用に特化した金融機関だ。保有資産数億円以上の富裕層の多くが利用している。前回に続いて、富裕層が使っているプライベートバンクについて解説していく。今回は日系のプライベートバンクだ。 日系のプライベートバンク(PB)の代表格といえば、メガバンクや大手銀行内のPB部門(以下、銀行系PB)だ。 銀行系PBは、保有金融資産や最低預・・・
プライベートバンクは資産運用に特化した金融機関だ。保有資産数億円以上の富裕層の多くが利用している。そこで2回に亘り、富裕層が使っているプライベートバンクについて解説していく。 「富裕層は、プライベートバンク(以下、PB)を“対象としている保有金融資産と機能”で選んでいる」 資産規模数十億円以上の富裕層を抱えるPBのAさんは語る。 このうち、・・・
4月19日、最高裁は相続をめぐる節税に異例の判決を下した。富裕層の間では一般的な節税法だけに影響は甚大だ。しかも国税の姿勢にお墨付きを与えた判決だっただけに、富裕層には厳しい時代が到来したといえそうだ。 路線価での評価に最高裁がNO 都内で事務所を構える税理士は、暗い表情を浮かべていた。 「大変なことになった。もう富裕層を相手にした節税のコ・・・
名誉職から性質を変え、稼げる新たな職業となった「顧問」。今や顧問市場まで誕生し拡大は必至だ。そこで、どういう人が顧問に向いているのか、そして迎え入れる企業側が気を付けるべき点について、リクルート、ソニーの映画・ゲーム・音楽子会社を経て2012年に独立、これまで楽天やUUUMなど140社を超える顧問を務めて、16年からプロフェッショナル顧問協会の代表理事を務め・・・
名誉職から性質を変え、稼げる新たな職業となった「顧問」。今や顧問市場まで誕生し、拡大は必至だ。そこで今回は、顧問の働き方や待遇について見ていくことにする。 派遣タイプが主流に 「現役時代が忙しかっただけに、退職後、あまりに暇すぎて……。そんなときに紹介されたのが顧問派遣会社だった」 ある上場企業で部長を務め、退職後、約20社の顧問を務めてい・・・
これまでは名誉職的な側面が強かった「顧問」が、この10年間で大きく性質を変えている。中でも企業経営経験者である富裕層に対して、多くのオファーが舞い込んでいる。そこで、これから3回に渡って顧問という職業に焦点を当てていく。1回目は「沸き立つ顧問市場」だ。 職業になった「顧問」 「毎日1〜2件、多い日には朝から晩まで出ずっぱりのときも。現役時代よりよ・・・