富裕層だけが受けることのできる特別なサービスである「プライベートバンク」。そこでいったいどのようなサービスが行われているのか、具体的に見ていくことにしよう。 プライベートバンクとは、一定の最低預け入れ金額以上の資産を有する富裕層向けに特化したサービスを提供する金融機関を指す。顧客の資産を預金として預かるにとどまらず、資産運用や資産の保全、そして将来の承・・・
富裕層だけが受けることのできる特別なサービスである「プライベートバンク」。そこでいったいどのようなサービスが行われているのか、具体的に見ていくことにしよう。 プライベートバンクとは、一定の最低預け入れ金額以上の資産を有する富裕層向けに特化したサービスを提供する金融機関を指す。顧客の資産を預金として預かるにとどまらず、資産運用や資産の保全、そして将来の承・・・
3月19日の金融政策決定会合で、日本銀行は「2%の物価安定の目標が持続的・安定的に実現していくことが見通せる状況に至った」との判断を示した上で、異例の金融緩和の修正を決めた。 大きな修正は3点。まずは「マイナス金利政策の解除」だ。階層型の日銀当座預金制度を廃止し、2016年にマイナス金利政策が導入される前の従来型の当座預金(所要準備と超過準備)に戻した・・・
コロナ禍が収束し、株高も進む中、日本人の国外転出が増加している。 「住民基本台帳人口移動報告」によると、2023年の1年間に日本から国外に転出した日本人は15万9421人だった。一方、国外から日本へ転入した日本人は13万4171人。2万5250人の転出超過である。国内では東京一極集中のトレンドが再び顕著となっているが、その東京都でさえ転出3万7343人・・・
かつて日本人向けの進学予備校や学生ローンの看板があふれ、“学生の街”だった東京・高田馬場。今や中国人向けの進学予備校や法律事務所、中国料理店の看板に取って代わられ、20代前半の若い中国人であふれている。彼らは中国からの留学生たちだ。なぜ中国人留学生が急増しているのか。 仕送りのみで生活する留学生が7割 現在、日本に滞在している中国人留学生は、・・・
中国を脱出してきた富裕層が、東京湾を囲む湾岸エリアのタワーマンションで存在感を増している。 「そうしたニューリッチが多いエリアは東京・江東区の有明、豊洲、中央区の晴海、品川区の品川、港区の芝浦、港南などです」。自身も有明のタワマンに住む中国人不動産コンサルタントは、中国人が多く住むタワマンがあるエリアを名指しする。 東京都のデータで都内23区の在・・・
2024年から相続にまつわるルールが大きく様変わりする。 スイス時計業界はこの3年間、新型コロナウイルスの世界的な大流行時に始まったブームに支えられてきた。外出自粛を強いられた富裕層が高級な機械式腕時計に魅了され、高額商品を購入していたからだ。その結果、スイス時計の輸出額は過去最高を更新し、22年には約250億フラン(約4兆1300億円)に達したという・・・
2024年から相続にまつわるルールが大きく様変わりする。 「相続対策」というと、不動産を多数所有するような富裕層をはじめとする一部の人にしか関わりがなさそうだと捉えがち。しかし、「親の財産は、売却しても大したお金になりそうにない実家だけ」といった人達にも、大きな影響があるから注意が必要だ。 というのも今回の改正は、全国で深刻化している「空き家対策・・・
富裕層の節税の王道と言われる「生前贈与制度」が2024年1月から大きく変わる。これまで生前贈与の主流だった暦年課税贈与のメリットが縮小するのだ。 暦年課税には年110万円までは贈与税がかからない「基礎控除」がある。ただ、相続開始前3年以内の贈与については持ち戻し(=相続財産への加算)が行われている。このルールが厳しくなり、その加算期間が相続開始前7年以・・・
岩手にできた英国の名門校 2022年8月、岩手県の安比高原にシックな外装でひときわ大きな存在感を放つキャンパスが姿を現した。全寮制のハロウインターナショナルスクール安比校だ。 現在、日本の小学6年生から中学3年生に相当する7〜10年生の生徒約180人が在籍。そのうちの約半数は海外出身で、出身国・地域は16に及ぶ。 英ロンドンにある本・・・
相続税の評価額と市場価格との乖離を活用した「タワマン節税」の規制に、国税庁が乗り出している。 国税庁は6月、相続税を算出する基準となるマンション評価額の新たな計算式を公表。新基準ではマンションの高さや築年数、所在階、敷地持ち分狭小度が考慮されて、評価額が算出される。現在は平均で時価の4割程度にとどまる評価額を6割以上に引き上げ、戸建ての水準とそろえるの・・・
「日本の酒蔵に行ってみたい」。京都を地盤に、観光客向けのオーダーメイドツアーを手掛ける男性は、米国人親子からそんな依頼を受けた。しかし、単に酒蔵を見せに行ってもよくある見学ツアーと変わらない。そこで男性が提案したのは、一癖ある京都の酒蔵見学ツアーだった。 まずは水田で農家から稲作の話を聞いた上で、酒蔵に行って醸造の現場を見学。その酒蔵で日本酒の試飲と昼・・・
今年の夏、米国やオーストラリア、韓国、香港、そして台湾といった様々な国の外国人達100人余りが東京・六本木の小さなバーでわいわい盛り上がっていた。彼らは海外から日本にやって来た旅行者達。SNSでその日開かれるパーティーを見つけ、三々五々集まっていたのだ。 このパーティーは、毎週金曜と土曜に開催されている「東京パブ クロール」。午後7時に六本木のバーに集・・・