2024年11月22日

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〈令和6年能登半島地震 石川県を応援しよう!〉開催!

会期:6月5日(水)~11日(火) 場所:1階 正面特設会場、地下1・2階 Foodies’Port1・2

横浜高島屋では、6月5日(水)から石川県の工芸品や食を紹介する〈令和6年能登半島地震 石川県を応援しよう!〉開催いたします。

1月に発生した令和6年能登半島地震は、伝統工芸の産地である北陸地方に甚大な被害をもたらしました。特に石川県は、国指定の伝統的工芸品を10種有し、多くの工芸品の産地として知られ、地震発生から半年経った今でも多くの工房や技術者が不自由な状態での活動を強いられています。その中でも『輪島塗』の産地である輪島では、工房や店舗のほとんどが大きな被害を受け、制作の場所や道具を失い、作品が被害にあうなど、完全な復興までには膨大な時間が必要と言われています。
そのような状況の中、石川県の伝統的工芸品を集めた〈石川県工芸フェア〉を開催いたします。「一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会」協力のもと、被害の大きかった『輪島塗』を中心に、『山中漆器』『九谷焼』『加賀繍』といった国指定の伝統的工芸品を販売いたします。多様な伝統的工芸品を揃え、様々な素材から生まれる“伝統工芸の持つ力や美しさ”や、“職人の技の魅力”を実際に見て触れて身近に感じていただける機会といたします。併せて会場では、伝統工芸士や職人よる工程説明や制作実演も行い、“お客様と作り手相互の出会いの場”の提供を通して、これからの石川県の伝統文化復興や継続への一助としてまいります。
販売で得た高島屋の利益の一部は、輪島塗復興へ役立てていただくべく「輪島塗伝統工芸士会」へ寄付いたします。
また食料品フロアでは、 「食」を通して石川県の復興を応援する〈食べて応援!石川県の味〉も同時開催し、石川県のうまいものをご紹介いたします。

  • 出店者について

今回の地震では、輪島塗を支える多くの伝統工芸従事者が、住居、店舗や工房、倉庫、在庫、そして職人は道具も失い、半年経った現在も、多くの塗師屋や職人が仕事を再開出来る状況ではありません。
また人的被害が少なかったとされる九谷焼の生産地である小松市や能美市でも、多くの作品が割れるなどの被害が出ています。地域によって被害状況に差はありますが、“世界に誇る石川県の伝統的工芸品を守っていく”という気持ちを一つに、「一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会」の協力の元、6店舗とその作り手が出店いたします。

  • 貴重な伝統工芸の技術を今に伝える一流の伝統工芸士

■『輪島塗』 坂口漆器店(坂口 彰緒氏)
漆器店の三代目として伝統工芸士の資格を持つ、輪島塗伝統工芸士会会長。輪島塗の伝統を代々守り、道具を大切に使い仕上げながら、見て使って楽しんで頂ける商品を製作されていらっしゃいます。

■『山中漆器』 うるしアートはりや
1981年に山中温泉にて茶道具の蒔絵師、針谷祐之氏・絹代氏が設立した工房。現在は息子の崇之氏・祥吾氏も加わって、親子4人で蒔絵作品を製作されており、4人全員が「山中漆器 加飾部門」の伝統工芸士です。代表の祐之氏は、「山中漆器 伝統工芸士会会長」を務め、今年の春の叙勲では端宝単光章を授章。確かな技術を活かした伝統的な茶道具のほかにも、新しい素材での蒔絵作品をなど様々な取り組みをし、型にはまらない「蒔絵」の魅力を伝えています。

  • 次世代を担う若手が生み出す伝統工芸品

■『輪島塗』 中島忠平漆器店
伝統工芸士の資格を保有する父忠平の後を継ぎ、石川県立輪島漆芸技術研修所で学んだ息子である悠氏が輪島塗の伝統を活かしかしながら、現代でも使いやすくアレンジした作品を生み出しています。

■『山中漆器』 浅田漆器工芸(浅田 明彦(はるひこ)氏)
時代の変化と共に、伝統を活かしながら現代の生活に寄り添う漆器の在り方を追求する「うるしの器あさだ」。初代は木地師でしたが、三代目から商人として問屋修行を積み、消費者との出会いの場への参画を強めました。現地では拭きや塗りを行う工房を併設したショップも運営し、伝統的な技術の継承に加え、四代目となる明彦氏の感性を生かし、現代のライフスタイルにマッチする山中漆器を多く提案しています。

■『九谷焼』 鏑木商舗
文政5年(1822年)に九谷焼最初の商家として開業し、九谷焼の普及を長い間担ってこられました。「九谷焼の価値を世界に広める」との創業の精神を守り、斬新なデザインのオリジナル品を生み出し続けています。今回は、九谷焼の絵付け技術の詰まった招き猫や、震災で破損した陶片をよみがえらせる[engrace]赤沼 奈津香氏のアクセサリーの販売のほか、繊細で華やかな絵付けを得意とする若手職人の藤木 美里氏が実演予定です。

  • 横浜高島屋初登場

■『加賀繡』 加賀繡IMAI(横山 佐知子氏)
加賀繡は、室町時代初期に加賀地方への仏教の布教とともに飾りものとして京都から伝えられたのが始まりです。加賀繍IMAIは、約100年前に「ぬいの今井」として金沢市で創業し、創業者の曾孫にあたる現在の代表横山 佐知子氏は、2008年には国指定の伝統工芸士に認定され、歴史ある加賀繍のモチーフを現代的にアレンジした一点ものを中心に創作活動されています。

  • 【伝統工芸士・職人による制作実演】

■『輪島塗』 伝統工芸士 坂口 彰緒氏・中島 悠氏 6月5日(水)~11日(火)
■『山中漆器』 伝統工芸士 針谷 絹代氏 6月5日(水)~11日(火)
伝統工芸士 針谷 祥吾氏 6月5日(水)・6日(木)
伝統工芸士 針谷 崇之氏 6月7日(金)~11日(火)
■『加賀繡』 伝統工芸士 横山 佐知子氏・中西 浩子氏 6月5日(水)~11日(火)
■『九谷焼』 藤木 美里氏 6月10日(月)・11日(火)
※実演者が席を外す時間帯がございます。※実演の日時は予告なく変更になる場合がございます。

  • 【石川グルメをご紹介〈食べて応援!石川県の味〉】

食料品フロアでは、数量限定・期間限定販売の商品や、石川を代表するグルメをご紹介する〈食べて応援!石川県の味〉を開催いたします。
会期:6月5日(水)~11日(火) 場所:地1・2階 Foodies’Port1・2

■<期間限定販売商品>

[数馬酒造]竹葉 能登を醸す in 石川県 車多酒造(720ml) 1980円・地1階 和洋酒
数馬酒造は石川県能登半島に蔵を構え、地元能登の米と良質な湧き水で造り上げる銘酒「竹葉」を醸す創業1世紀半の老舗日本酒蔵です。震災の影響により製造停止を余儀なくされる中で、契約農家から預かった大切なお米をどうにかお酒にして全国に届けたいとの想いから、白山市車多酒造の協力のもと「委託醸造」という形でできた日本酒です。石川県オリジナル酒米品種「百万石乃白」を55%まで精米し丁寧に造り上げた特別純米酒で、瑞々しく透明感のあるすっきりとした口当りが特長です。

[不室屋]金の宝の麩(1箱6個入)3780円・地1階 惣菜
慶応元年(1865年)に金沢・尾張町で開業したお麩の専門店。金箔と友禅菊麩が入った上品なおすましです。
ふきやの柄は加賀藩ゆかりの梅剣鉢紋です。

[人形町今半]肩肉(すき焼き用100g)1404円・地2階 生鮮
石川県産、黒毛和牛のすき焼き用やステーキ用などの複数の部位を販売いたします。

■<石川県の銘菓>

[村上]きんつば(1個)173円・地1階 和菓子
明治四十四年(1911年)創業の金沢の老舗和菓子店。大粒の北海道産小豆を、餡職人が三日間かけて、ふっくら柔らかく炊きあげます。しっとり艶やかな小豆の味わいに、伝統の技がひかります。

[森八]能登の宝のあん お手作りもなか(あん1瓶(110g)、もなか皮8枚)1100円・地1階 銘菓百選
寛永2年(1625年)創業の金沢市の老舗和菓子店。石川県観光PRマスコットキャラクター「ひゃくまんさま」とのコラボ商品。奥能登の豊か自然が育んだ、名品「能登大納言小豆」の粒あんを「ひゃくまんさま」の皮に詰めてお楽しみいただけます。
※写真はイメージです。
※都合により開催期間・日時が変更になる場合がございます。
お問い合わせ:横浜高島屋(代表)045-311-5111