2024年11月22日

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大森暁生と工房スタッフの仕事展

■会期:2023年7月19日(水)~8月1日(火)
■会場:6階(中央B7)=アートスペース、6階(中央B8)=美術画廊
※最終日8月1日(火)は、当会場のみ午後4時にて閉場いたします。
【出品作家】大森暁生、塩崎顕、関口恵美、白谷琢磨、永岡郁美、菊地貴子、百々謙三 (順不同、敬称略)

西武池袋本店では、彫刻家 大森暁生氏の個展と、大森氏の工房D.B.Factoryにて工房の仕事に携わっている作家たちのグループ展を開催いたします。
美術館やアートフェアでの発表に加え、近年はテレビドラマ・映画、レストランなど異分野とのコラボレーション活動の幅もさらに広くなった大森氏と、その工房で働きながらも、制作・発表を続ける作家たちによる展覧会となります。


大森 暁生「勝知鴉(Type-A)」
サイズ:H58×W86×D29cm
限定:50体
価格:121万円

モチーフは「カササギ」という鳥です。中国や韓国ではとても馴染みのある野鳥ですが、日本でも各地に生息しています。黒の中に白と青と緑のグラデーションの入ったとても綺麗な鳥で、中国では七夕の夜に天の川を掛ける鳥として親しまれているほか、韓国ではソウル市の愛鳥とされています。クチバシを「カチカチ」と鳴らすことから、九州の特に佐賀県などでは「カチガラス」の愛称で呼ばれ、その響きから縁起の良い鳥とされています。
「サギ」と名が付いていますが、鷺(さぎ)とは無関係で、カラス科です。フォルムもひとまわり小さいハシボソガラスそのものです。タイトル「勝知鴉」は「勝つ知恵を持った鴉」という解釈での自身の当て字です。
カラスは一般的に嫌われ役のダークヒーローなのに対して、色が変わるだけでラッキーモチーフとして受け入れる、人間の身勝手なイメージ付けに対するアンチテーゼとして創った作品です。


大森 暁生「Tiger’s hearts」
サイズ:H24×W29×D16.5cm
限定:100体
価格:63万3600円

タイトルの通り、虎の魂をもった猫(バーミューズ系)の凛々しい顔をつくってみました。静謐な表情をしていますが、内面は牙を剥いた虎の如く熱いハートを持っている、そんな猫です。


大森暁生「満ちゆくものは欠けゆくときとなり」
サイズ H95×W46×D59cm
素材 楠、漆、金箔、彩色
©AKIO OHMORI PHOTO:Katsura Endo


大森暁生「Baby phoenix」
サイズ H40×W65×D10cm
限定 100体
素材 ブロンズ、金箔、銀箔、彩色、ステンレス
©AKIO OHMORI PHOTO:Katsura Endo Founder:黒谷美術株式会社


関口 恵美「片思いプディング08」
サイズ:H13×W10×D10cm
価格:6万6000円

恋が「実る」ことを願って、想い人に視線を送り続けます。甘くて重い気持ちを果実に込めて贈ります。


永岡 郁美「青回想」
サイズ:10号F
価格:44万円

生きているという実感は目から伝わる情報だけではなく、体温やその息遣いを聞くことでより一層現実的に思えることがあります。人とは異なる姿を描こうとした時、静寂の中不規則に聞こえてくる呼吸を耳にし、目に見えない音までも絵に残したいと思いました。


大森 暁生 略歴
1971年 東京生まれ
1996年 愛知県立芸術大学美術学部彫刻専攻卒業
1995年〜2002年 『籔内佐斗司工房』にて彫刻家 籔内佐斗司氏のアシスタントを務める
1999年 荒川区町屋に工房D.B.Factory開設
2005年 工房を足立区北千住に移転 現在にいたる

国内外のギャラリー、百貨店、アートフェア、美術館などでの発表に加え、多くのファッションブランドやレストラン、ミュージシャンやテレビドラマ・映画など、異分野とのコラボレーションも積極的に行い表現の幅を広げる。

西武池袋本店
住所:〒171-8569 東京都豊島区南池袋1-28-1
電話番号:03-3981-0111(大代表)
営業時間:10:00~21:00 *日・祝休日は~20:00(不定休)
*最新の営業時間はHPで確認ください。
https://www.sogo-seibu.jp/ikebukuro/