1924年製ベントレーを特別展示!「白洲次郎・白洲正子―武相荘折々のくらし」
松坂屋名古屋店では、現在も多くの人の共感を呼び、影響を与え続けている白洲次郎と白洲正子が生涯暮らした武相荘(東京都町田市)での家族の暮らし方に注目して、旧白洲邸武相荘の所蔵品を中心に約200点を集めた展覧会を開催します。本展では、ふたりが移り住み、さらには、随筆家として日本各地を旅し、鋭い感性で捉えた正子の著作や自筆原稿など、白洲次郎の愛用品や洋服、お手製の道具、カントリー・ジェントルマンの志で戦後日本の復興に奔走した史料と、正子が愛したきものや帯、骨董、アクセサリー、正子の実家・樺山家ゆかりの品々などをご紹介します。
撮影:浅井佳代子
英国流のマナーと教養を身につけ、プリンシプルを生涯の信条として第2次世界大戦後、日本の復興に尽力した白洲次郎(1902-1985)。幼少期から能を通して古典芸能に親しみ、きものや骨董を愛し、随筆家として多彩な活躍をした白洲正子(1910-1998)。お互いに一目惚れして結婚した次郎と正子はパートナーを尊重し、日々を大切に暮らしました。次郎と正子は吉田茂や小林秀雄、青山二郎など同時代に活躍した様々な人と交流を重ねていきました。
婚約時代互いに贈った次郎のポートレート1928年
婚約時代互いに贈った正子のポートレート1928年
第1章:白洲家と樺山家二人の出会い
第2章:次郎と正子関わる人々
第3章:白洲次郎と白洲正子
第4章:武相荘
旧白洲邸「武相荘(ぶあいそう)」
白洲夫婦の旧邸宅(東京都町田市)。武蔵と相模の境に位置することにちなみ、また、次郎独特のユーモアで一捻(ひね)りしたいという気持ちから「無愛想」とかけて名付け、悦に行っていたという。豊かな自然の庭に囲まれ、かやぶき屋根の家などが一般公開されています(町田市史跡)。
黒田辰秋作 払漆欅大平椀 撮影:浅井佳代子
信楽檜垣文水指 室町時代 撮影:浅井佳代子
1924年製 ベントレー(ワクイミュージアム蔵)
白洲次郎がケンブリッジ大学留学中に所有していた1924年製 ベントレーを特別展示いたします。
白洲次郎・白洲正子―武相荘折々のくらし
期間:2023年3月4日(土)〜4月2日(日)会期中無休
開館時間:午前10時から午後6時まで(入館は午後5時30分まで)
場所:南館7階 松坂屋美術館
主催:松坂屋美術館、朝日新聞社
特別協力:旧白洲邸 武相荘
協力:ワクイミュージアム
入館料:一般 1200円、高大学生 900円、中校生以下無料