2024年11月22日

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上田薫・葉子展-35年の現在(いま)-

上田薫・葉子展-35年の現在(いま)-
2021年12月22日(水)~12月28日(火)
横浜高島屋7階 美術画廊

「サラダE」ボールドキャンバス・油彩 6号F 2020年

このたび横浜高島屋7階美術画廊では、「上田薫・葉子展-35年の現在(いま)-」を開催いたします。スーパーリアリズム絵画では、誰もが知る上田薫氏、日本を代表するキルト作家・葉子夫人、2人はこれまでの歩みのなかで互いに支え合い刺激を受けながら、創作の原動力としてきました。近年は図鑑からインスピレーションを受けて描かれた生き物などの作品や葉子夫人が撮影した写真をもとに、二人の姿が写り込んだものや日常の何気ないモチーフがあります。現在の上田氏は自然や時間を精密に描く事だけでなく、自分自身また夫婦として生きてきた現在を描くことで更なる進化を遂げています。本展を通して上田夫婦の35年の歩みをご紹介いたします。

上田薫氏は、1928年東京都出身。1954年東京藝術大学絵画科油画専攻を卒業後、アンフォルメル絵画の影響をうけた作品を発表するも、1970年頃より写実絵画を中心に描くことになります。以来、中学・高校の美術教科書に掲載されるほどの圧倒的な個性と存在感で鑑賞者を魅了しつづける作品を描くこと約半世紀。90歳を超えた今現在でも精力的に制作を続けています。

「ポットの2 人」キャンバス・油彩 6 号F 2019

「なま玉子E」紙・アクリル180×128mm 2018

葉子夫人は、函館出身。1986年女子美術大学芸術学部芸術学科卒業。同年画家の上田薫氏と結婚。結婚後キルトを始める。キルトにおける配色、デザイン、ミシンテクニックを独自に研究、指導も行う。作品は、ヒーリングアートとしても使われていて、医療施設やパブリックスペースなどでも用いられています。近年は簡単に取り組めるサスティナブルなソーイングや、キルトを気楽に楽しめるソフト作り、人材育成に力を注いでいます。

 

「Bloom」224×241㎝ 2020 年

「ヒラケゴマ」 200×200㎝ 2014年

【上田 薫氏 略歴】
1928 12月4日、東京に生まれる
1954 東京藝術大学絵画科油画専攻を卒業
1956 MGM社ポスター国際コンクールで国際大賞受賞
1960 グラフィック・デザインの株式会社ノバ・グラフィックを設立
1975 第11回現代日本美術展で東京国立近代美術館賞受賞、第10回ジャパン・アート・フェスティバルで優秀賞受賞
1976 第12回現代日本美術展で群馬県立近代美術館賞受賞
1985-92 茨城大学教授
1992-99 山野美容芸術短期大学教授
1999-2016 山野美容芸術短期大学客員教授
2014 上田薫展(高島屋横浜店)
2018 『上田薫画集』刊行(求龍堂)
画集刊行記念 上田薫展(高島屋日本橋店)
2021 「上田薫・葉子展―35年の現在―」(光と緑の美術館・高島屋横浜店)
個展・グループ展多数

【上田 葉子氏 略歴】
函館市に生まれる 女子美術大学芸術学科卒業
1990 「ひそやかな舞踏」第14回クロワッサン全国創作壁掛コンクールにて入選
1992 公益財団法人日本手芸普及協会主催 第五次パッチワーク・キルト講師養成講座修了
1992「シエナの翼」第20回日本創作編物手芸コンクール(手芸部門)にて文部大臣賞
1992「たゆとう」第20回日本創作編物手芸コンクール(手芸部門)にて創作賞
1994「四億年の旅」第18回 クロワッサン全国創作壁掛コンクールにて「黄金の針」賞
1995 第5回キルトジャパン賞ウエア部門にて(株)フジックス賞
1995 公益財団法人日本手芸普及協会主催 第五次パッチワーク・キルト指導員養成講座修了
2021 「上田薫・葉子展―35年の現在―」(光と緑の美術館・高島屋横浜店)
個展・グループ展多数

現在、鎌倉市在住