2024年11月22日

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西中千人(ニシナカユキト)展<SDGs×ART>資源循環型社会への提言

完成した自らのガラス作品をあえて壊し、いくつものパーツを組み合わせ、「呼継(よびつぎ)」の技法で新たな作品を生み出すガラスアーティスト西中千人。3年前より、リサイクルガラスに着目し、アートを通じ、資源循環型社会への提言に取り組んでいる。本展では「再生・命の煌めき」をテーマに世界でも珍しい廃太陽光発電パネルの再資源化ガラスを活用した作品を出展。

廃太陽光パネルの再資源化ガラス作品「清明」

太陽光発電は再生可能エネルギーの主力として注目されているが、使用する太陽光パネルには製品寿命があり、寿命を迎えたパネルがそのままでは大量の産業廃棄物となることはあまり知られていない。2020年、ガラス再資源化協議会(GRCJ http://www.grcj.jp/)の後援で、廃太陽光パネルの再資源化ガラスを活用したアートで持続可能な社会への関心を高めるプロジェクトを立ち上げ、「清明」は、その第一作。

「清明」幅30×奥行3×高さ52cm

[コンセプト]発電パネルとしての役割を終え再資源化されたガラスは新しい生命を吹き込まれ、木と共存しながら命のつながりを物語る。

「太陽のエネルギー・再生・永遠の循環」再生可能電力も樹木の育みも、共に太陽のエネルギーによるもの。

<西中千人の資源循環アートのこれまでの取り組み>

リサイクルガラスびんを用いた作品「一瞬に煌く永遠 ガラスアートの瞑想空間へ」日本橋高島屋1階正面ホール(2017年)https://nishinaka.com/meditative_space.html

 

本展の他の作品「呼継(よびつぎ)」

本展では、再資源化ガラスの取り組みと同じテーマ「命の煌めきと再生」を表現した「呼継(よびつぎ)」を出展。自ら作った器を叩き壊して新たな作品を生み出す西中の呼継は、日本伝統の「不完全の美」をベースにした独自表現で、既成概念を壊し未知へと進むメッセージが海外でも高く評価されている。ジャポニズムの150年展(パリ装飾美術館 2018年)出品、ヴィクトリア&アルバート博物館(ロンドン)やオックスフォード大学アシュモリアン博物館に収蔵されるなど、海外での評価も高い。

呼継「焔」(よびつぎ ほむら)23.5×19.5×高さ38.5cm

呼継「宙」(よびつぎ そら)長辺31cm

西中千人 プロフィール

1964年和歌山県生まれ。星薬科大学薬学部卒業。カルフォルニア美術大学で彫刻とガラスアートを学ぶ。「命の煌めき・再生」をテーマに、古の日本の美にインスパイアされた独自のガラス表現を追求。ヴィクトリア&アルバート博物館(ロンドン)をはじめ国内外の博物館に作品が収蔵される。第1回ガラスの美展 in 薩摩 大賞、WIRED 主催 CREATIVE HACK AWARD 2013 グラフィック賞、ドイツWorld Media Festivals 金賞受賞。www.nishinaka.com

営業時間は日本橋高島屋のホームページをご覧ください。

<日本橋高島屋ホームページ>https://www.takashimaya.co.jp/nihombashi/

[お問い合わせ]日本橋高島屋03-3211-4111(代表)


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