3カ月ぶりにプラスも、入店客数は戻りきれず 日本百貨店協会が調査した全国百貨店(73社・189店)の10月売上高は3848億円余で、前年比(店舗調整後)は29%増となり、3カ月ぶりにプラスに転じた。加えてコロナ禍前の前々年(19年)比でも13%増だった。同協会では「緊急事態宣言が解除され、主要顧客層の外出機会が増加したことに加え、各社が企画した・・・
3カ月ぶりにプラスも、入店客数は戻りきれず 日本百貨店協会が調査した全国百貨店(73社・189店)の10月売上高は3848億円余で、前年比(店舗調整後)は29%増となり、3カ月ぶりにプラスに転じた。加えてコロナ禍前の前々年(19年)比でも13%増だった。同協会では「緊急事態宣言が解除され、主要顧客層の外出機会が増加したことに加え、各社が企画した・・・
いずれも増収、高額品に加え婦人ファッション活況 大手百貨店4社の10月売上高は、全国で緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置の解除に伴い外出機会が増加したこともあり、いずれも前年実績を上回った。引き続きラグジュアリーブランドや高級時計など高額品が好調で、気温低下を背景に婦人ファッションも全般的に好調だった。 大丸松坂屋百貨店(関係百貨店含・・・
売上げ、入店客数、主要5品目全てがプラス 東京地区百貨店(12社・24店)の10月売上高は1048億円余で、前年比(店舗調整後)は49%増だった。2カ月連続のプラスで、前月(07%増)の伸長率を42ポイントも上回った。入店客数も30%増となり、3カ月ぶりにプラスに転じた。ただ、前々年比では売上高が04%増だったものの、入店客数は257%減となり・・・
東武宇都宮百貨店は、改装にも“地域密着”を採り入れた。11月中旬~12月1日にかけて、宇都宮本店に栃木県内で人気のショップを相次ぎ導入。11月18日に「黄金とんかつ 博多もつ鍋 一福来(いちふく)」が8階のレストラン街に、同24日に1階の食品売場に「記憶に刻め PLUS」が、12月1日に同じく1階の食品売場に「パティスリー ペニーレイン 東武宇都宮店」が、そ・・・
そごう・西武が運営する西武所沢SCは、所沢市から寄贈された「筆談ボード」を、12月1日に館内の衣料品や食料品売場、各専門店、インフォメーションなど計215カ所に導入した。県内の大型商業施設への導入は西武所沢SCが初めて。言葉や耳が不自由な客に気兼ねなく来店、買い物を円滑にする狙いだ。筆談ボードは、黒い画面に電子ペンで自由に書け、ボタンを押せばすぐに消せる仕様・・・
そごう・西武のECサイト「eデパート」は、12月1日からバレンタインチョコレートのインターネット受注をスタートする。昨年好調だった早期の予約、自家需要や人に贈る前に自分で試したいというニーズに対応して、今年も本会期に先がけ「おためしバレンタイン」を開催。毎年人気のブランドやそごう・西武限定品など、この時期にしか味わえないチョコレートを取り揃えた。展開ブランド・・・
天満屋岡山本店は11月末から来年3月上旬にかけ、本館と別館を改装する。第1弾として本館1階、3階、5階など既存7売場のリニューアルを行う。地域住民のライフスタイルの変化に対応した商品提案・サービスを行うことで百貨店の魅力を高め、表町地区のさらなる活性化を狙う。 本館5階の美術画廊は1月2日、約30年ぶりに全面リニューアルオープンする。「アートとの邂逅」・・・
ワクチンの接種が進み、緊急事態宣言も明けたことで世の中はイエソトムードが高まっている。とはいえ油断のできない状況は続き、今年の年末は遠出を控え、自宅でゆっくり過ごす人も多そうだ。各百貨店はそこに商機を見出し、歳暮商戦で「厳選」、「プチ贅沢」、「取り寄せ」といった商品を充実させる。そこで、デパートニューズウェブでは、東京都と大阪府の主要百貨店の歳暮担当者に「贈・・・
新たな接点をバーチャルで切り拓く――。松屋は17日、著名なデザイナーや建築家らで構成される「日本デザインコミッティー」のメンバーが選りすぐった商品を揃える、銀座店の自主編集売場「デザインコレクション」のバーチャルストアを開いた。売場で扱う約700点のうち約100点のデザインや色柄、質感などを、ウェブサイトで確かめられる。売場を訪れたときと同等の体験を追求し、・・・
高島屋と住信SBIネット銀行は、住信SBIネット銀行が提供する「NEOBANK」を活用した新たな金融サービスの実現に向けた協議を行うことに合意した。アプリ上でタカシマヤ友の会の申し込み・積立・利用、高島屋での買い物と連携した決済や、住信SBIネット銀行のバンキングサービスの提供を予定する。 高島屋は2020年に顧客の資産形成や資産承継のサポートを行うフ・・・
美味しい「おせち」は、プロに聞け――。新型コロナウイルスに感染するリスクを考慮して、年末年始の帰省や海外旅行を自粛する人々の旺盛な需要に支えられ、おせちの売れ行きは昨年も今年も好調だ。百貨店業界の各社はラインナップを拡充して購買意欲を喚起するが、選択肢が多いだけに選ぶ側は悩ましい。想像と異なるおせちが届き、新年早々に悔やみ、嘆く――。そんな悲劇を避けるため、・・・
井上は1日付でトップを交代し、井上裕常務執行役員が社長に就いた。井上保社長は代表権を持つ会長に、井上信会長は取締役相談役に、井上博文常務執行役員は副社長に、それぞれ就任。井上が社長を交代するのは約22年ぶりで、コロナ禍が一段落したため、経営陣の若返りに踏み切った。 井上裕氏は、井上にとって6代目の社長。同氏は信氏の、副社長の博文氏は保氏の、それぞれ長男・・・