2カ月ぶりにプラス転換、地方でもインバウンドが拡大 日本百貨店協会が調査した全国百貨店(70社・178店)の11月売上高は5167億円余で、前年比(店舗調整後)は34%増、入店客数は08%増と、共に2カ月ぶりにプラスに転じた。気温が低下し、冬物重衣料を中心に防寒商材が活発に動いた。各社が企画した会員向け企画や上顧客向け催事、物産展などの食品催事・・・
2カ月ぶりにプラス転換、地方でもインバウンドが拡大 日本百貨店協会が調査した全国百貨店(70社・178店)の11月売上高は5167億円余で、前年比(店舗調整後)は34%増、入店客数は08%増と、共に2カ月ぶりにプラスに転じた。気温が低下し、冬物重衣料を中心に防寒商材が活発に動いた。各社が企画した会員向け企画や上顧客向け催事、物産展などの食品催事・・・
3カ月ぶりにプラスへ、冬物衣料品が伸長 日本百貨店協会の調査によれば、東京地区百貨店(12社・22店)の11月売上高は1560億円余だった。入店客数は先月に引き続き76%減だったが、前年比(店舗調整後)売上高は27%増と3カ月ぶりにプラスに転じた。月後半に気温が低下し、コートなどの重衣料に動きがみられた。各社が企画した食品催事や優待企画なども売・・・
2025年のバレンタイン商戦が始まった。昨今は物価の上昇が続き、追い打ちをかけるようにチョコレートの価格も高騰。厳しい逆風吹く――と思いきや、百貨店大手各社は売上高の「前年超え」を目標に掲げる。生活者は消費にメリハリを付けるが、バレンタインは「ハレ消費」に当たるという見立てだ。各社はイートインや限定商品の充実で特別感を演出し、購買を促進する。 バレンタ・・・
丸広百貨店は上尾店をショッピングセンターに業態転換し、8月中を目途に「まるひろ上尾SC(仮称)」としてリニューアルオープンする。まず、地下1階の食品売場の営業を2月16日で終了。スーパーマーケットの誘致を視野に入れる。5月からは、地上1~3階を順次新装。残る4~6階も一部をてこ入れする方針だ。グランドオープンは12月を予定する。 上尾店は地下1階~地上・・・
<掲載企業> ■高島屋 ■小田急百貨店 ■京王百貨店 ■東急百貨店 ■ながの東急百貨店 ■東武百貨店 ■東武宇都宮百貨店 ■名鉄百貨店 心に響く買い物体験を独自性に 高島屋 社長 村田 善郎 昨年は6月に実質賃金が27カ月ぶりにプラスになるなど、長らく続いたデフレから物価と賃金が上・・・
※以下、弊誌「ストアーズレポート」2025年1月号の抜粋です。 2024年(令和6年)の百貨店業界は、堅調な高付加価値需要と旺盛なインバウンド消費に強い都市部の基幹百貨店がけん引し、全国百貨店の売上高はコロナ禍前の19年の実績を上回る復活を遂げた。ただ、復活過程で顕在化した基幹店と地方都市・郊外立地の百貨店との「業績格差」は広がったままの状況である。 ・・・
ストアーズ社主催の「首都圏基幹百貨店店長パネルディスカッション」を24年12月2日(火)に開催した(リーガロイヤルホテル東京にて)。京王百貨店新宿店、高島屋横浜店、東急百貨店、松屋銀座本店(発言順)の店長をパネリストに迎え、「百貨店の本領発揮と価値創造」をテーマに、各店各様の将来の「あるべき姿」の実現に向けて、短期・中長期視点で取り組んでいる重点戦略・戦術を・・・
<掲載企業> ■大丸松坂屋百貨店 ■津松菱 ■近鉄百貨店 ■京阪百貨店 ■天満屋 ■伊予鉄高島屋 ■鶴屋百貨店 ■山形屋 ■日本百貨店協会 店舗と人を強みに独自性を確立 大丸松坂屋百貨店 社長 宗森 耕二 円安の進行や国際航空便の増便も寄与し、訪日外国人客数の増加傾向は継続、・・・
<掲載企業> ■札幌丸井三越 ■松屋 ■丸広百貨店 ■藤崎 ■水戸京成百貨店 ■岡島 ■井上 道内随一の高い価値提供へ挑戦 札幌丸井三越 社長 神林 謙一 昨年は33年ぶりに5%を超える高い賃上げ率や過去2番目の高水準となる夏のボーナスなどが報じられた一方で、政府による定額減税や電気代補・・・
今秋冬に改装を実施した、ながの東急百貨店が好調だ。本館6階から同3階に移設したベビー・キッズ売場は、売上げや客数が前売場より1割増で推移。ファミリー層の流入も目立つ。新ブランド導入やリニューアルを行った本館4階の紳士ファッション売場も、男女コンバイン型の売場が伸びている。 長野県新ブランドが登場、設備も充実 改装の第1弾は10月に行った。目玉とな・・・
大丸松坂屋百貨店が大丸東京店で運営するショールーミングスペース「明日見世」の収益性が、移設・拡大で大きく向上した。4階から9階に移り、面積は約4倍になったが、12月11日時点で接客数が約3倍に増え、ブランドから得る出品料や物販の売上げなどからなる収益性は計画の約5倍で推移。「アンバサダー」と呼ぶ、ブランドや商品に精通した販売員の巧みなセールストークが客の購買・・・
気温の低下に伴い衣料品が稼働、雑貨も高伸長 大手百貨店4社の11月売上高はいずれもプラスで、大丸松坂屋百貨店が78%増、三越伊勢丹が68%増、阪急阪神百貨店が58%増、高島屋が25%増となった。寒さが増したことで冬物や防寒用品が動き始めた。化粧品や美術・宝飾・貴金属などの雑貨の伸び率も高かった。 高島屋(国内百貨店子会社含む)の売・・・