バブル崩壊から今に至るまで、日本企業は「選択と集中」と「持たざる経営」を進めてきた。だが新たな事業創造ができず、成長軌道に乗れずにいる。 そこで、『持たざる経営の虚実』(日本経済新聞出版社)を出版したフロンティア・マネジメント代表取締役の松岡真宏氏に、日本企業が目指すべき道について4回に亘って寄稿してもらった。4回目の最終回は、日本企業が成長するために進む・・・
バブル崩壊から今に至るまで、日本企業は「選択と集中」と「持たざる経営」を進めてきた。だが新たな事業創造ができず、成長軌道に乗れずにいる。 そこで、『持たざる経営の虚実』(日本経済新聞出版社)を出版したフロンティア・マネジメント代表取締役の松岡真宏氏に、日本企業が目指すべき道について4回に亘って寄稿してもらった。4回目の最終回は、日本企業が成長するために進む・・・
「私に勧めてきたプライベートバンカーや金融機関、引いてはスイスの規制当局を訴えられないか、弁護士と協議している」 都内で数百億円の金融資産を抱える富裕層の男性は、憤まんやるかたない表情を浮かべながらこう語る。 この富裕層が怒っているのは、今年3月19日にスイス政府がスイスの大手金融機関クレディ・スイスが発行していた仕組み債の「AT1債」約160億・・・
バブル崩壊から今に至るまで、日本企業は「選択と集中」と「持たざる経営」を進めてきた。だが新たな事業創造ができず、成長軌道に乗れずにいる。そこで、フロンティア・マネジメント代表取締役の松岡昌宏氏に、日本企業が目指すべき道について聞いた。3回目は、どのようなM&Aを目指すべきかについてだ。 境界統合型という新しいM&Aの形 日・・・
発表後わずか5日間でユーザー数が100万人、2カ月後には1億人を突破するなど、驚異的に普及しているAI(人工知能)がある。その名も「ChatGPT」。オープンAI社が22年11月末に発表した生成AIだ。 これまでのAIは、操作にプログラミング言語が必要で、いわばプロしか使いこなせなかった。ところがChatGPTは、普段話す言葉でAIとコミュニケーション・・・
バブル崩壊から今に至るまで、日本企業は「選択と集中」と「持たざる経営」を進めてきた。だが新たな事業創造ができず、成長軌道に乗れずにいる。そこで、フロンティア・マネジメント代表取締役の松岡昌宏氏に、日本企業が目指すべき道について聞いた。2回目は、「コングロマリット経営の勧め」だ。 中国・インドで年率23%、韓国で11%成長 90年代後半以降・・・
「いつかはと思っていたが、まさかこんなタイミングでお亡くなりになるとは。精神的な支柱を失い、社内は悲しみに包まれていた」 3月10日、大手スーパー「イトーヨーカ堂」の創業者で、総合スーパーやコンビニエンスストアなどを傘下に持つ「セブン&アイ・ホールディングス」の礎を築いた、伊藤雅俊名誉会長が98歳で亡くなったとの報を受けたイトーヨーカ堂の幹部はこう語っ・・・
バブル崩壊から今に至るまで、日本企業は「選択と集中」と「持たざる経営」を進めてきた。その結果、どうなったか。 「法人企業統計調査年報」によると、ここ5年以上、日本企業全体の経常利益は安定して増勢基調であり、2016年には75兆円と、バブル期の倍近い水準に達した。一方で、売上高はこの30年間ほとんど横ばい。1989年以降を見ても、日本全体で1300兆~1・・・
「プライム市場にふさわしくない企業があまりにも多すぎる。そもそも今の半分ぐらいでも十分なんじゃないか」 株主提案などを通じて経営陣の交代や経営改善などを求め、企業に揺さぶりをかけることで恐れられている「アクティビスト(物言う株主)」と呼ばれる投資ファンド。その日本代表はプライム市場の現状についてこのように指摘し、「上場基準を満たしていないのに、猶予期間・・・
テレワーク導入は都内企業の6割に 働き方改革を推し進める施策として、早くから注目を浴びていたテレワーク。新型コロナウイルスの感染拡大によって導入は加速している。 いわゆる“三密”を避けるため、やむなく在宅勤務で取り入れた企業も多いだろうが、その利便性やポテンシャルに気づいたビジネスパーソンも多いはずだ。交通費や人件費の削減につながるし、場合によっ・・・
「これは実質的な利上げではないか!黒田が利上げに踏み切ったぞ!」 2022年12月20日、日銀の金融政策決定会合後に開いた黒田東彦総裁の会見を受けて、金融機関のディーリングルームは蜂の巣をつついたような騒ぎになった。黒田総裁がこの日、長期金利操作の許容変動幅を従来のプラスマイナス025%から05%に引き上げると表明したからだ。何の前触れもなくあまりに突・・・
あけましておめでとうございます。読者の皆様に少しでもお役に立てる情報を発信して参りますので、引き続き、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。 回復途上も、着実な軌道描く 24日のクリスマスイブ。土曜日でもあり、多くの百貨店の「デパ地下」はさぞかし賑わったことであろう。一部の都内百貨店に足を運んでみたが、午後の時間帯だったこともあり、ケーキ・・・
3回に渡って解説した「コロナ禍で損をしない確定申告の裏技」。最終回の今回は、確定申告におけるありがちなミスと、犯してはならない鉄則、さらには知られざる税務調査の中身と損をしない対応策について税理士の市川琢也氏に解説してもらった。 ──一般の人にとっては恐ろしいイメージのある「税務調査」ですが、どんな人が狙われるのでしょうか。 市川 最近の・・・