2025年01月31日

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京急百貨店で「三重県のうまいもの会」、実演中心に好評博す

「魚健」は手こね寿司を実演・販売

京急百貨店の地下1階食品催事場で1月9~15日までの1週間、「三重県うまいもの会」が開かれた。三重県のうまいもの会は京急百貨店で21年から始まり、他の首都圏の百貨店でも三重の物産展が開催されたことで認知度が高まったことなどもあり、好調に推移。11~13日の連休をピークに、平日は勤め帰りの夕方需要の高まりもあって、予算比で118%(9~14日までの累計)をマークした。

今回出店した店舗は、実演での出店が生ういろの「虎屋ういろ」、和菓子の「さわだ一休庵」、松阪牛赤身ステーキ&カルビ弁当の「やき肉千力」、京急百貨店初登場の手こね寿司の「魚健」の4店舗。他にクラフトコーラの「フローナル」、伊勢うどんの「かいだ製麺所」、焼きちくわの「カマイチ」、紅塩鮭切身などの干物各種を扱う「北村商店」、晩生ミカンを出した「かきうち農園」、初出店となるパウンドケーキの「Hideka.5」の6店舗が出店した。

これに加え、三重県うまいもの会をプロデュースした津松菱がセレクトしたカステラの「デ カルネロ カステ」やホエイピザの「よろこば食堂」、たがねせんべいの「美鹿山荘」など4店舗(販売代行)の三重県特産品も並んだ。

「虎屋ういろ」はういろ各種を実演・販売した

「今回は各店舗ともお客様からの反応が良く、特に実演販売した店舗の売れ行きが良かった。魚健の手こね寿司では、連休中などには職人が実演で手こね寿司をつくるそばから売れてしまう時間帯があったり、ファンが付いている虎屋ういろの生ういろやかいだ製麺所の伊勢うどんはコンスタントに売れた。また、かくれまんじゅう、一休まんじゅう、赤ころ、くさもちを実演したさわだ一休庵の和菓子も、女性客からの支持が多かった」(津松菱常務営業本部長川合正氏)。他にも北村商店ではさんまの丸干しなどの干物が完売し、三重県が主産地となっている小麦・あやひかりを使用したパウンドケーキ類を出店したHideka.5でも品薄になった商品がみられた。

(塚井明彦)