松坂屋上野店で「叡嶽双龍展」が開催中
松坂屋上野店の6階催事場で28日まで、「叡嶽双龍(えいがくそうりゅう)展」が開催中だ。東叡山寛永寺の創建400周年を記念して総本堂根本中堂に奉納される天井絵、叡嶽双龍を間近で見られる。22日に始まり、入場料は無料。25日の午後2時には、天井絵を制作した東京藝術大学の手塚雄二名誉教授がトークショーを行う。
叡嶽双龍は縦が約6m、横が約12mと巨大で、手塚氏が1638年頃から使われる天井板に直接描いた。今年中に寛永寺に奉納されるため、間近で見られるのは最後という。
叡嶽双龍展では、通常は正月の2日間のみ公開される寛永寺秘蔵の歴代徳川将軍の肖像画も特別に展示。初代の家康から15代の慶喜までが横一列に並ぶ。
手塚氏の薫陶を受け、叡嶽双龍の制作助手も務めた加来万周氏、永井健志氏、松下雅寿氏の作品を展示した「叡の会」も併催。作品は購入も可能だ。
(野間智朗)