2024年10月28日

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ホウライ、那須千本松牧場の施設をリニューアル 地域連携を強化

那須塩原のランドマークを目指す

ホウライ株式会社が運営する那須千本松牧場は25日、レストランと売店をリニューアルオープンした。施設の刷新にとどまらず、地域とのつながりや千本松牧場のブランド価値を深める情報発信基地になることを目指す。これまでも森林や⼤規模な耕作地を活⽤した観光牧場として活動してきたが、より環境に優しい牧場づくりを⾏い、顧客那須塩原や栃⽊県の⽣産者とのつながりも強化する。

レストランは、牧場の広⼤な⾃然を⼀望できる開放的な空間で、テラス席やパラソル席など約400席を備える。従来の8⼈掛けテーブルを4⼈掛け仕様に変え、よりリラックスしたカジュアルな雰囲気を提供。テラス席も1.5倍に増やし、⾃然の景観を楽しみながら⾷事できるようにした。ペット同伴で⾷事できるパラソル席もある。

牧場の景色を一望でき、開放的な空間で食事ができる

新たな看板メニューとして、千本松牧場で育った乳⽜を100%使⽤した「千本松牧場⽜100%ちぎりハンバーグ」が登場する。⽬の前の鉄板で⼀⼝サイズにカットし、⾃⾝で焼く焼肉スタイルとなる。1人前は160gで、サラダやスープ、6種類のタレなどが付いて1980円。そのほか、従来より⼈気の⾃家製の乳製品や地元の新鮮な⾷材を使った料理を用意する。

売店は、⾃社製品や地元の特産品をはじめ、乳製品・精⾁・加⼯製品・菓⼦・雑貨など約450種類を扱う。牧場内⼯房で⼿づくりで⽣産される新鮮な乳製品やスイーツ、栃⽊県の⽣産者の商品、地元の特産品などがあり、カジュアルで上質な買い物を楽しめる。ショップのデザインは、⾃然素材を活かした温かみのある空間で、牧場内で伐採された⽊材や環境に配慮したサステナブルな素材も⼀部什器に使⽤した。

新しい売店とレストランを結ぶ「にぎわい広場」では、ここでしか体験できない新たな発見や地域とのコラボレーションを届ける。那須塩原市や栃木県の生産者との協業マルシェ、動物アート作家による顧客参加型ワークショップなどを開催し、アート&カルチャーの発信、牧場と地域を結ぶ新しい価値創造に貢献する。

来年4⽉には旧レストラン・売店の解体も完了し、那須千本松牧場の開放感を楽しめるランドスケープが完成し、グランドオープンとなる。