百貨店の化粧品売場で存在感を際立たせるブランドがある。花王グループのカネボウ化粧品が手掛ける「KANEBO(カネボウ)」だ。一般的な化粧品のブランドが「美」を追求する中、「希望を発信する」と掲げた、2020年のリブランディングが奏功。自らの目や唇、肌などを愛せるようになる、つまり希望を持てる革新的な商品を打ち出して化粧品市場を席巻し、黒に統一されたパッケージから“黒KANEBO”の愛称で親しまれるようにもなった。売上げは右肩上がりを描き・・・
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