2024年11月21日

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近鉄百貨店、河南町の今朝採れイチジクを期間限定販売

輸送フロー図

あべのハルカス近鉄本店は、ウイング館地下2階「ハルチカマルシェ」で、大阪府河南町の今朝採れイチジクの販売をスタートした。10月中頃まで毎週金曜日に、旬のみずみずしいイチジクが売場に並ぶ。

大阪府はイチジクの生産量が全国3位で、河南町は名産地。だが、鮮度が落ちやすい果物のため、完熟品は町の「道の駅」など限られた場所での販売にとどまっていた。それが、近鉄電車の貨客混載を活用して短時間輸送することで、新鮮なうちに売場に届けられることになった。今朝採れイチジクを、最寄りの古市駅で区間急行に積み込むと、同店のある大阪阿部野橋駅にたった18分で到着する。

河南町の森田昌吾町長は「イチジクは果肉が柔らかいため保存や運搬が難しい果物ですが、近鉄のご協力により、新鮮な今朝採れイチジクをお届けすることができるようになりました。鉄道輸送の活用で、二酸化炭素排出量の削減やドライバー不足などの課題解決の一助にもなると期待しています。農家の方々が、完熟するまで一つ一つ丁寧に育てた、河南町自慢のイチジクをぜひご賞味ください」と語った。