オッジ・インターナショナル、「レナウン」へ改名
アパレルメーカーのオッジ・インターナショナルは2日、11月2日付で社名を「レナウン株式会社」に変更すると発表した。株式会社レナウンから継承した「ダーバン」「アクアスキュータム」の2ブランドが堅調に推移し、同社の主力事業となっていることを踏まえ、社名を変更することでさらなる成長を目指す。社名変更に合わせて大阪本社、東京支店それぞれの社屋を移転する。
同社の2024年2月期の全社売上高は129億円で、そのうちアクアスキュータムが51億円、ダーバンが51億円となり、いずれも前年比2桁増となった。今後は引き続きこの2事業を主力に据え、来期は140億円を目指すという。大阪本社は11月5日から、東京支店は10月15日から新社屋で業務を開始する。
かつて存在したアパレル大手の株式会社レナウンは20年5月に経営破綻し、同年9月にオッジ・インターナショナルが2ブランドを譲り受けた。経営母体は変わったが、“アパレルの名門”の名が復活したことになる。