三井不動産、旧そごう川口店を改装 来春再開業へ
三井不動産は、JR川口駅前にある旧そごう川口店建物をリニューアルする「(仮称)川口駅前商業施設計画」に着工した。旧そごう川口店建物のそごう・西武持分などを三井不動産が取得し、同社ブランドの商業施設としてリニューアル・再開業を行う。駅前にさらなる利便性と賑わいを生む商業施設として、25年春の開業を予定する。施設の規模は、地下2階、地上11階建てで、延床面積は約6万8800㎡、店舗面積は約2万1500㎡。
旧そごう川口店建物は、JR京浜東北線川口駅東口からペデストリアンデッキで接続されている。駅前交通広場のバス停留所には30系統の路線バスが乗り入れ、多方面からアクセス可能な交通利便性が優れた立地に位置している。
同計画では、長く地域に親しまれてきた旧そごう川口店の特徴である大時計や大理石などを残しながら、魅力あふれる商業環境を創出する。同時にアパレル・コスメ・生活必需品や生鮮・スイーツなどのグルメ店舗などバラエティ豊かな約100店舗を揃え、駅前地区の利便性と賑わいをより向上させる。また、各店舗と連携した環境施策の実施など、持続可能な社会の実現にも取り組む。
(塚井明彦)