高島屋柏店、秋に食品売場を改装

高島屋柏店は今秋、本館地下1階の食品売場を改装する。青果や鮮魚・塩干物の品揃えを拡充し、直営の自然派食品のセレクトショップ「高島屋ファーム」、「明治屋」をリニューアル。ポップアップスペースも新たに設ける。同店が核店舗として入る商業施設「柏高島屋ステーションモール」は昨年から大規模改装を進めており、9月には専門店部分の改装も控える。

改装は9～10月に順次行う。高島屋ならではの「こだわり」や「旬」、「タイパ重視のライフスタイル」を重視してMDを構成した。今春、柏高島屋ステーションモールの専門店部分にディスカウントスーパー「オーケー」がオープンしており、そことの差異化も意識している。

青果カテゴリーは、顧客からの要望の高いカット野菜やカットフルーツの品揃えを拡大。鮮魚・塩干物カテゴリーは、旬や産地にこだわった生の一匹丸ごと魚のコーナーを強化する。寿司コーナーでは、旬の鮮魚の寿司を1貫ずつ選んで、自分だけの寿司パックを持ち帰りできる新サービスを開始する。

高島屋ファームは、有機栽培・特別栽培にこだわった青果コーナーを拡充。土づくりから力を入れる農家の米、高品質な調味料や乳製品などを取り揃える。イベントコーナーも新設する。明治屋は新たに「沢屋」「京・西陣孝太郎の酢」「ウェッジウッド（紅茶）」「丸福珈琲店」などを導入する。

専門店部分の新館10～11階は、9月21日にコミュニティスペース「BeARIKA（ビーアリカ）」がオープンする。10階には誰でも使えるオープンスペースとレンタルスペース、11階にはコワーキングスペース「シェアラウンジ」とレンタルスペースが新設される。