2024年10月30日

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高島屋、コスメ専門サイトを開設

「タイパ」「楽しさ」「特別感」のある買い物体験を目指す

高島屋は8月7日午前10時に、コスメ専門サイト「TBEAUT(ティービューティー)」を開設する。従来のサイトより情報収集や商品検索の利便性を充実させ、商品購入の手順も簡略化。コスメ専門サイトならではの利便性を追求した。店舗情報発信サイト「タカシマヤビューティー」と結合し、コスメにまつわるモノ・コトを総合的に取り扱う。

取り扱いブランド数は約180。ラグジュアリーブランドやナチュラル・オーガニックコスメといったデパコスならではの品揃えを提供する。オリジナルのショート動画も投稿し、商品の魅力を短時間で分かりやすく訴求する。

効率よく短時間で情報収集や買い物できるよう、「マイルーム」機能を導入。事前にお気に入りのブランドを登録することで、関連した情報が表示される。店舗情報発信サイトのタカシマヤビューティーも統合されるため、お気に入り店舗を設定すると店舗イベント情報も受け取れる。

AIが自動でハッシュタグを生成。新たな出会いを提供する

検索機能も充実させる。商品の特徴やトレンドなど、化粧品特有のキーワードによる商品の検索や絞り込みを可能にする。AI(人工知能)がサイト内での客の行動を学習し、自動でハッシュタグを生成するシステムも導入し、予期せぬ商品との出会いを提供する。商品の人気ランキングでは、新たに年代別の項目も設ける。

同社のECサイト「高島屋オンラインストア」は、約6割を占めるギフト用途に合わせた、のし・包装体裁などを細かく選べる購入フローを採用している。しかし化粧品を購入する客の約9割は、自宅用として購入する。そのためティービューティーでは、商品をカートに入れてから最短2タップでの注文を可能にした。

サイトのオープンに合わせて、ティービューティーのLINE公式アカウントも開設。コスメブランドの最新情報やキャンペーン情報などを届ける。

百貨店のコスメ専門サイトとしては、三越伊勢丹の「meeco(ミーコ)」、大丸松坂屋百貨店の「DEPACO(デパコ)」、阪急阪神百貨店の「HANKYU BEAUTY ONLINE」などがある。後発となるティービューティーが、ユーザー数や売上げ規模でこれらにどれほど迫れるか。今後に注目が集まる。