昭和西川が「Futonto」と合併、新会社設立
昭和西川は1日、グループ会社「Futonto」との合併および新会社設立を発表した。今回の合併は昭和西川を存続会社とする吸収合併で、Futontoは解散する。同時に「SHOWA NISHIKAWA GLOBAL PARTNERS株式会社(昭和西川グローバルパートナーズ株式会社)」を新たに設立。販売スタッフの接客スキルの向上に加え、働きやすい勤務形態や規則の実現を目指す。これにより、顧客へのより良い睡眠の提供を一層進める。
昭和西川は昨年12月、Futontoを完全子会社化した。経営理念の一致をはじめ、昭和西川の主力商品「MuAtsu」や羽毛布団と、Futontoが展開するオーダーメイド枕で展開アイテムが被らず、補完・相乗効果が充分に見込めることが理由。それぞれの強みを融合させ、今後もこれまで以上にスピーディに高品質な商品提供が可能と判断した。5月29日には、当時Futontoの代表取締役社長だった齊藤淨一氏が、昭和西川の代表取締役社長兼営業本部長に就任した。
今回設立した新会社は、より販売接客に特化した体制の構築を目的とする。長きに亘りより良い睡眠の提供を続けてきた昭和西川の知見と、スリープベンチャー企業としてFutontoが注力してきた睡眠知識を持つ人財育成をさらに強化し、顧客への接客力向上を目指す。
Futontoが運営する「オーダーメイド枕の店まくらぼ」は、1日より昭和西川の29店舗でもサービスを開始。既存店舗と合わせた全67店で、顧客一人一人に合う枕の制作、無料のメンテナンスサービスを行う。加えて、枕の無料測定や睡眠時の悩みについての相談も受け、適切な枕選びをサポートする。