にんべん、東武池袋店を移設リニューアル 惣菜の取り扱いを開始
にんべんは東武百貨店池袋本店のショップを移設し、3月28日にリニューアルオープンした。従来のかつお節やだしなどの物販に加え、同社が展開する惣菜専門店「日本橋だし場 一汁旬菜」(以下、一汁旬菜)の商品も取り扱う。売場面積は約12.7㎡。売上げは物販で年間6000万円、一汁旬菜で同3000万円を目指す。
移設の理由について、担当者は「以前の場所は袋小路にあり、お客様の誘導がうまくできなかった。今回は通路に面した位置のため、より多くのお客様に寄っていただけるのではないか」と説明する。一汁旬菜の導入は、池袋エリアを利用するワーカーや近隣住民に需要があると判断した。
一汁旬菜はすぐ近くの西武池袋本店にも店舗があるが、「同じ池袋と言っても西武と東武は利用する層が異なる。西武池袋本店は西武池袋線、東武池袋本店は東武東上線や有楽町線を使う人が多いようで、十分棲み分けできると判断した」と語る。
同店の特徴として、物販と惣菜の併設がある。これまでの店舗はどちらかのみを展開しており、1つのショップ内に両方があるのは初。担当者は「人の通行も多いこの立地で、にんべんのかつお節と惣菜を多くの方に知っていただく場にしたい」と意気込みを述べた。
(都築いづみ)