ナイガイ、機能性と快適性を備えたサニタリーショーツ
ナイガイは先ごろ、特殊鉱石が付いた機能性下着「セルフケア・サニタリーショーツ」を発売した。クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」で、4月1日まで販売する。遠赤外線を放出するテラヘルツ鉱石のパーツによるつぼ押しや血行促進に加え、着心地や肌触りの良さを叶えるディテールにもこだわった。サイズはMとLの2種類を用意。女性特有の体調不良時でも、快適さをサポートするアイテムとして訴求する。
ナイガイの担当執行役員兼技術開発部GM兼広報室長兼SDGs担当の土屋聡子氏は「満を持して発売する自信作」と太鼓判を押す。ショーツのパターンや縫製を担当したチーカス、鉱石の手配元である東光リミー、そしてナイガイの3社の社員達で試用したところ、ほぼ全員がショーツの機能を実感したという。「多くのモニター評価を得て、安心して商品化できた」と土屋氏は確信を口にする。
セルフケア・サニタリーショーツは、「履くセルフケア」として5つの機能を集約した。まず、遠赤外線(テラヘルツ光波を含む)を放射する特殊な鉱石「TERAX STONE」の働きによる「ツボ押し」と「血行促進」。円盤型に研磨した鉱石を、ちょうど下腹部にあるつぼの「関元」と「中極」に当たるよう、ショーツの内側に縦に2つ配置して付けた。関元と中極は、温めることで血流を促進するといわれている。丸みのある突起が絶妙な加減でつぼを刺激すると同時に、鉱石から放出される遠赤外線で腹部を温める。
ショーツの仕立てにもこだわった。「温活」をサポートするため、股上部分の生地を2枚重ねにし、へそまで隠れるよう深めに設計した。「鼠径部やわらか」なフィット感も重視し、脚の付け根を締め付けないよう、ショーツの鼠径部はゴムを使わない仕様。「クロッチ部の三重構造」で、ショーツの股の部分も肌触り良く仕上げ、日を選ばず着用できるようにした。
ナイガイは、9日に都内で開催された「フェムテック・フェス」に出展。ブースでは、セルフケア・サニタリーショーツのほかに、同社のフェムテックブランド「整」や、1月に販売を開始した新ブランド「湯めぐり美人」のハイソックスやレッグウォーマーなども紹介した。いずれもテラヘルツ鉱石を加工して搭載した温活アイテムだ。
2019年の初回から出展を続け、会場の拡大や男性来場者の増加など「フェムテック市場への注目度は確実に高まっている」(土屋氏)。ナイガイは、女性のウェルネス向上を後押しするアイテムを拡充し、市場でのプレゼンスを上げていく構えだ。
(中林桂子)