柏高島屋ステーションモール、今春に31店をオープン
高島屋と東神開発は、柏髙島屋ステーションモールの今春の改装内容を発表した。専門店ゾーンは新規が15店、移転・改装が12店、百貨店ゾーンは新規が3店、改装が1店の合計31店舗が順次オープンする。同店は昨秋から継続的に改装を進めており、今春以降もコミュニティスペースの新設などを予定している。
柏高島屋ステーションモールは本館・S館・新館の3館構成で、東神開発が運営。百貨店ゾーンと専門店ゾーンに分かれ、百貨店ゾーンは本館とS館の一部、専門店ゾーンはS館と新館を占める。
S館1階にはディスカウントスーパー「オーケー」が出店。S館2階はグローサリーの「富澤商店」、洋菓子の「フロ プレステージュ」などが開き、百貨店と合わせて約6280㎡の食の一大ゾーンが誕生する。S館4階は「中川政七商店」「ニューバランス」「カンペール」などファッション・雑貨の6店が新たにオープンする。
S館6階は、百貨店ゾーンに「ポール・スミス ジュニア」「ケイト・スペード ニューヨーク キッズ」「アナ スイ・ミニ」を導入。昨秋にベビー雑貨やセレモニー子供服のリニューアルを行ったが、さらにベビー・キッズ領域を拡充する。
4月以降、本館は百貨店機能の充実も行う。4~9月に既存のポップアップスペースの改装や新設を行い、「ポップアッププレイス(仮称)」を地下1階~7階の各階に設置。シーズンイベントの開催に加え、トレンドのアイテムや限定スイーツなどを展開する。6月には、外商顧客やカード会員が利用できる8階の「メンバーズサロン」を約3倍に拡大、全面改装する。
今秋は新館10~11階に、東神開発が直接運営する「コミュニティスペース」を新設する。キッチン&ダイニングやホール、スタジオなど自由に借りられる複数のレンタルスペースを用意し、ラウンジとオフィスの機能を持つ「SHARE LOUNGE(シェアラウンジ)」も出店。地域の賑わいを創出する拠点を目指す。