キリンHD、「SDGs経営」ランキングで5年連続ランクイン
キリンホールディングスは、第5回「日経SDGs経営調査」の「SDGs経営」総合ランキングで、最高位にランクインしたと発表した。2019年の第1回より、5回連続となる。同ランキングは日本経済新聞社が毎年実施し、事業を通じたSDGsへの貢献と企業価値の向上につなげる取り組みを評価する。
キリンホールディングスは、長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027」で「食から医にわたる領域で価値を創造し、世界のCSV先進企業となる」ことを目指している。社会と価値を共創し持続的に成長するための指針である「キリングループCSVパーパス」の実現に向けてグループ全体でCSV経営を推進し、社会的価値に加えて事業を通じた経済的価値の創出にも取り組んでいる。
具体的には「酒類メーカーとしての責任」「健康」「コミュニティ」「環境」の4つの社会課題の解決に取り組むことを通じて、SDGsへ貢献してきた。例えば「環境」の観点では、「キリン 午後の紅茶」の主要な原料生産地であるスリランカで、持続可能な農法に取り組む農園に与えられる「レインフォレスト・アライアンス認証」の取得支援を継続的に行っている。
認証取得を支援した一部の農園のデータによると、肥料や農薬の適正利用などによる支出削減で農園の収益性が向上し、労働者の疾病率が減少するなど、認証取得支援が農園の経営や農民の生活の質向上にもつながっている。
同社は「今回の調査では、このような取り組みを評価いただいたと考えており、今後も各事業での取り組みを加速させ、CSVパーパスの実現を目指していきます」とコメントした。