そごう・西武、サステナビリティアクションとして「ホワイトリボン ピンバッジ」発売
そごう・西武は、11月1日~12月25日、途上国の母親や赤ちゃんを支援する「オリジナルホワイトリボン ピンバッジ」を販売する。同社はSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた取り組みを推進しており、2013年から毎年同商品を制作、販売している。売上げは、国際協力NGOジョイセフを通じて途上国のマタニティハウス(出産時の待機施設)建設などの活動支援に全額寄付する。価格は400円で、各店の子供靴下取りカウンターで取り扱う。
20年のWHOの統計では、年間約28万7000人の女性が妊娠出産で命を落とし、母親を亡くした乳児も死亡してまうことが多い。70%がサハラ以南のアフリカといった発展途上国で発生している。そごう・西武は、病院や保健施設の近くで、出産のために待機できるマタニティハウスを増設し、出産の環境を整えることによって母子の命を救う活動「ホワイトリボン運動」に賛同し、ピンバッジの販売などを行っている。
オリジナルホワイトリボン ピンバッジの寄付額は、13~22年までの、全店総計額で313万2700円に上る。今年のピンバッジは、子宮頸がんへの対策を表すティールカラー(青緑色)をイメージした色石を、リボン中央にあしらった。
ホワイトのリボンに子宮頸がんへの対策を表すティールカラー(青緑色)色石をあしらったオリジナルピンバッジ
その他の支援として、13年からそごう・西武各店のベビー休憩室に飲料品1本につき2円(同店1円と飲料メーカー1円)の寄付を行う飲料自動販売機を設置。23年8月末までに全店総計で109万3424円を寄付している。
ホワイトリボン運動支援の自動販売機を設置
国際協力NGOジョイセフが16年から開催している、毎年3月8日の「国際女性デー」に合わせた「ホワイトリボンラン」にも参加。22年はそごう横浜店で、横浜エリアのランニングサークルと連携し、ザンビア共和国へ送る靴の下取りを実施した。持続可能な開発目標の達成に向け、さらなる取り組み強化を目指す。