カネボウ化粧品、「SENSAI」初の旗艦店を上海にオープン
カネボウ化粧品は、プレステージブランド「SENSAI」初の旗艦店「SENSAI Flagship Store Shanghai」を中国・上海にオープンした。体験型スパエリアとショッピングエリアの2つのゾーンで構成される体験型コンセプトストア。ブランドの価値を広く発信することでグローバルにおける存在感を高め、アジアでの展開を拡大する狙いがある。
「SENSAI」は、1983年から欧州を中心に展開してきたプレステージブランド。現在は40カ国以上に、約3600店舗を構え、日本には2019年9月に上陸した。高貴な艶を放つ稀少な「小石丸シルク」の美にインスパイアされており、日本の繊細な美意識を大切にしている。
ブランドマネージャーの桜井郁子氏は、「中国では、エビデンスに基づくスキンケアの効果効能と共に、リアルでしか叶えられない特別な顧客体験も重視されている。日本らしい美意識と感性、最高峰のおもてなし、最近の研究知見に基づく皮膚科学を融合させ、ここでしか体験できない特別なひとときを提供する」と語る。
旗艦店の特長は3つあり、1つ目は、コンセプトと売場デザイン。茶道の様式を取り入れた体験型スパエリアと、小石丸シルクの美を表現したショッピングエリアの、2つの空間からなる。店舗内の導線は、茶道の露地、待合、茶室、お見送りの流れを表現した。心が整う空間をテーマに設計した。
2つ目は、日本のおもてなしの心を形にした最高峰のトリートメントサービス「SENSAI The Senses Spa」。花王独自のバイオフィードバック技術を応用した空間「Hanare」で、映像、音、光と連動する心拍や呼吸を感じながらリラックスできる。マッサージはオールハンドで行われる。香りは、オリジナルの5種類から選び、好みの香りをまといながらトリートメントを受けられる。
3つ目は、「SENSAI Flagship Store Shanghai」ならではのギフトサービスだ。店舗内の「おもてなしBar」で、日本の美意識を表現した特別なギフトラッピングを選べる。