2024年11月25日

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イオンモールの「CeeU Yokohama」、12月15日グランドオープン

「CeeU Yokohama」の建物外観(イメージ)

イオンモールは横浜市西区に建設中の「(仮称)イオンモール横浜西口」の施設名称を「CeeU Yokohama(スィーユー ヨコハマ)」に決めた。12月15日にグランドオープンする。2019年2月に閉店したダイエー横浜西口店の跡地に権田金属工業が商業施設(建物名称:横浜ヴェールスクエアCeeU)を、都市再生機構(UR)が住宅施設を建築する共同事業で、イオンモールは権田金属工業から横浜ヴェールスクエアCeeUを賃借して商業施設を運営する。

地下1階・地上10階建て、延床面積約3万5000㎡(商業施設部分)、総賃貸面積約2万㎡(同)のスィーユー ヨコハマは、1~9階までの9フロアからなり、1階の「イオンフードスタイル横浜西口店」が10月27日、9階の「Beauty body Gallery」が11月27日、2~8階に入る専門店が12月15日オープンとなる。

各フロアで居場所が変わる空間構成に

2~9階は専門店で構成され、9階にはBeauty body Galleryが誕生する。ここには美と健康に関する11の専門店が出店する。ミリ単位にこだわるカットやヘッドスパを提供する理容室「フランクスバーバー」や、神奈川県初出店のストレッチ専門店「ポジティブストレッチ」などのほか、美容整形・美容外科、歯科、眼科、内科などのクリニックも加わる。

4~7階に出店する総合家電専門店の「エディオン」は、エディオンの中で最大級の店舗となる。「ワクワクを、買いに行こう。-買い物ゴコロを刺激する、家電と遊びの新体験!-」をコンセプトに、家電だけでなく最新のデジタル体験やeスポーツ、ゲーム、おもちゃなどを幅広く展開するフロアや、美容や健康、リフォームで暮らしを提案するフロアなどを展開する。2、3階はライフスタイルフロアで、2階にドラッグストアの「ハックドラッグ」「星乃珈琲店」、3階に100円ショップの「キャンドゥ」「ABCマート」「メガネのアイガン」、8階のスポーツフロアにはスポーツ用品専門店「スーパースポーツヴィクトリア」とゴルフ用品専門店「ヴィクトリアゴルフ」が出店する。

ダイエーが運営する1階のイオンフードスタイル横浜西口店は、ダイエー横浜西口店時代から利用していた顧客をはじめ、20~40代の単身世帯や子育て世代を中心とした近隣住まいの顧客に向けて「おいしく食べて“ココロとカラダ”を健康に」をコンセプトにした食品スーパーとなる。加えて、欲しい商品を手に取り、ゲートを通るだけで自動的に支払いが完了するウォークスルー型店舗「CATCH&GO」を国内スーパーマーケット初の路面店として併設し、弁当、カップ麺、スナック菓子、飲料など約400品目を対象に販売する。

施設の中心にモノトーンを基調にして吹き抜け空間を設ける(イメージ)

店舗の内装・外装デザインでの特徴は、横浜西口地区の都市スケールに合わせて圧迫感を与えないよう、細かく分割したモノトーンのブロックを積層させ、国際先進都市横浜に相応しいスタイリッシュな外観とする。横浜西口パルナード商店街に面した低層部に大面積のガラス窓を設け、店内の賑わいが感じられる歩行者空間をつくる。内装については施設の中心にモノトーンを基調とした都会の印象を写し込んだ吹き抜け空間を設けるほか、各フロアで居場所が変わる空間構成とした。

メインエントランス前に横浜ビブレと一体利用できる広場を開設(イメージ)

「横浜ビブレ」と隣接しているスィーユー ヨコハマは、横浜ビブレ側とパルナード通り側の外壁ラインを内側にセットバックして公開空地を配置。メインエントランス前には地域のイベントなどが開催できるピロティ形状の広場を設け、横浜ビブレと一体利用していく。また、横浜駅西口に店舗やビル、事務所などを構える関係者が協働してイベントやワークショップなどの実施や横浜駅西口の情報を発信している「一般社団法人 横浜西口エリアマネジメント」に参画。地域活性化にも取り組んでいく。

なお、建物設置者である都市再生機構(UR)が手掛ける住宅施設(252戸の賃貸住宅)は2025年春竣工予定。

(塚井明彦)