2024年11月23日

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イオンモールの商業施設「JIYUGAOKA de aone」、10月20日に開業

「JIYUGAOKA de aone」の外観(イメージ)

イオンモールは10月20日、商業施設「JIYUGAOKA de aone(自由が丘 デュ アオーネ)」をオープンする。場所は「ピーコックストア自由が丘店」(目黒区自由が丘)の跡地で、これまでのイオンモールとは異なり、緑豊かなテラスが配置されるほか、新業態6店舗を含む個性豊かな26の専門店で構成。同地で約52年間営業を続けてきたピーコックストアが再出店するのも特徴だ。地域と連携したコミュニティ活動、持続可能な社会の実現に向けたイオンモールの環境活動「まちのACTION!」などにも力を入れる。

「自然と自然に落ち着ける場所」をコンセプトにするJIYUGAOKA de aoneは地下2階~地上4階建てで、延床面積は約9500㎡、総賃貸面積は約5000㎡。1階を除いてインナーモールではなくアウターモールにして、自由が丘の街を散策しているような商業空間を実現する。1階のマルシェは店と通路が自然と一体になったデザインにし、2階のパサージュはそれぞれのショップの賑わいが染み出し、個性ある店舗が街に顔を出す雰囲気をつくり出す。3階には約1000㎡の緑豊かなテラスが配置される。テラス周囲には四季が感じられる木々や花々が植えられ、地域の人や来街者が憩い集える開放感あふれる屋外空間をつくり上げる。

全26店舗からなり、再出店するピーコックストアは地下2階に入居。産地、鮮度、旬にこだわった生鮮品、オーガニック、低糖質など、顧客の健康をサポートする食品を提供する。店舗のフロア中央には顧客とのコミュニケーションの場となるコミュニティスペースを設け、健康に関するイベントや食育セミナー、食材の持つ力や新たな調理法を提案する試食会、産地直送フェアなどを開催する計画だ。

ピーコック以外では、地下1階と地下2階がライフスタイルと食が融合したマルシェのフロアとなり、地下1階に「一果房」(フルーツショップ)、「TSUBAKIYA Jiyugaoka」(喫茶)、「ウメダチーズラボ/CARIN&」(チーズスイーツ/かりんとうスイーツ)などの新業態をはじめ、「AKOMEYA TOKYO」(食品・ライフスタイル雑貨)、「WINESHOP・ENOTECA」(ワインショップ)、「OWNDAYS」(アイウエア)、「カメラのキタムラ」(写真関連サービス)などが入り、地階2階には「SUMUFUM  TERRACE」(住まいづくりラウンジ)が出る。

専門店が配置される2階のパサージュ(イメージ)

2階のパサージュには「カリモク60」(インテリア)、「YANUK」(レディス・メンズ)、「Three Little Song Birds」(ライフスタイル雑貨・食品)、新業態の「RISTRETTO&CROISSANT LABORATORIO」(カフェ&ベーカリー)などが出店。3階のテラスには「鼎泰豊」(台湾点心)、「CHEES&DORIA.Sweets」(チーズ料理専門店)、新業態の「Aburi TORA-熟成鮨と炙り鮨-」(寿司)と「We eat Wheat」(生パスタ・窯焼きピッツア)が入る。

4階の屋上には、街並みの奥に浮かぶ富士山や丹沢山系が展望できる「はらっぱ」が設けられる。

緑豊かで開放感ある3階のテラスは憩い集える場となる(イメージ)

地域と連携した取り組みでは、3階のテラスで行う活動を「de aone TERRACE CLUB」と名付け、1年を通して様々な文化体験型交流イベントを開催する。オープニングイベントでは、カルチャーイベントとしてフィンランド大使館商務部の協力で「Finland Day(仮称)」(10月20~22日)、ポートランド観光協会の協力で「Portland Day(仮称)」(11月4~5日)を予定。マーケットイベントでは、11月に「JIYUGAOKA Botanical Market」で花と植物をテーマにしたマルシェやワークショップなどを実施する。Botanical Marketは11月の第1回を皮切りに定期開催(年8回)していく。

持続可能な社会の実現に向けた取り組みでは、東京都の木である「多摩産材ヒノキ」をテラスや2階および4階の通路、階段部分にウッドデッキとして利用するほか、ベンチなどにも使用。雨水を地下の貯蓄槽に溜めることで植栽の潅水(かんすい)に水資源として再利用する。

(塚井明彦)