そごう広島店、改装計画を発表 25年春に完成
そごう広島店は、20年ぶりとなる改装計画の概要を発表した。地下1~2階、地上2階、4~7階の改装を23年夏~24年上期(3~8月)に行い、地上1階は24年春~25年春に行う。当初は23年秋のグランドオープンを目指していたが、遅れることになる。
今回のリニューアルのコンセプトは、「豊かな広島の暮らしを体験できる百貨店」。広島の中心地である基町・紙屋町にふさわしい、新たな都市型商業施設を目指す。新館は今年8月末で営業を終了し、本館に集約する。リニューアルは本館の全体に亘るが、メインは1階および2階で、隣接する専門店街「アクア広島センター街」へ約4000㎡を増床する。
改装の要旨として、①ライフスタイルに寄り添う買い回りしやすいフロア構成②デパ地下の魅力をアップデート③「ビューティー」、「ラグジュアリー」ゾーンの充実——の3点がある。①は2階、4~7階の5フロアを対象とし、オープンは23年夏~24年上期となる。②も同時期に、地下1~2階の食品売場に新規の菓子ブランドを導入するほか、既存の菓子・惣菜売場も一部リニューアルする。③は1階を対象に、24年春~25年春に改装していく。
今年7~8月にオープンするのは、主に以下の売場となる。
6階のランドセル売場を7月8日に開き、従来の約1.5倍の約200SKUへ品揃えを拡大。専門販売員「ランドセルアドバイザー」も増員し、一人一人に合ったランドセル選びをサポートする。
地下1階の洋菓子売場には、7月14日に「PRESS BUTTER SAND」と「八 by PRESS BUTTER SAND」が常設店舗として広島県に初登場した。同日、「ゴディバ」もリニューアルして品揃えを拡充している。7月27日に7階のキッチン用品売場が、8月3日に5階の洋品小物売場・婦人靴売場が移設オープンした。8月4日には、広島や瀬戸内海産の素材を使ったイタリア料理の「カフェ&トラットリア ラフォンターナ」が10階レストラン街に開業する。