京急百貨店、地域連携で開催する「夏休みSDGsフェア」
京急百貨店は8月4~6日、「夏休みSDGsフェア」を開催する。8月23日まで開催する「上大岡フェスティバル2023」の企画で、子供達が通常は入れない百貨店の防災センターでシステムを学んだり、親子で間伐材のコースターをデザインしたりと、様々な体験を通してSDGsについて楽しく学ぶことができる。参加対象や定員、参加料は各イベントで異なる。同フェアは昨年初開催し、今年で2回目。地元の行政や学校、取引先と連携し、京急グループのESG経営の一端を担うイベントとして訴求する。
メインイベントである「キッズデパート探検隊」(4日)は、子供達が普段は立ち入ることのできない同店地下のごみ処理場や防災センターで、ごみの分別や警備の仕組みを学ぶことができる。
京急電鉄が三浦半島に保有する森林を健全管理する「みうらの森林(もり)プロジェクト」にちなんだ「間伐材のコースターにデザインしよう!!」(4日)と、「親子でエコバッグにデザインしよう!!」(5日)は、各日全6回行う。
地元の行政や学校などと組んで実施するイベントやワークショップも、趣向を凝らした内容で展開する。横浜市立南高等学校の「みんなでクスノキを描こう!!」(5~6日)は、SDGsを学ぶ授業で学生が考案した野菜や茎、花などの植物からつくった絵の具を使用し、白いキャンバスに1枚の絵を完成させるというもの。学生達の研究内容も展示する。
そのほか、港南区役所・横浜市資源循環局の「ごみと資源物の分別を学ぼう!」と題した「分別釣りゲーム」と「横浜市分別ゲーム(タブレット・大型モニター)」(4~6日)、横浜市の水源地の1つである道志村の間伐材を利用する、横浜市水道局の「道志村の間伐材を使った丸太切体験・コースター作り!!」(5~6日)、公益財団法人 かながわトラストみどり財団の「小網代の森いきものパネル展&竹を使ってランタンを作ろう!」(4~6日)、横浜緑地が管理運営する新杉田公園の「みつばちの生態を知る“はち育”とみつろうを作ったエコラップづくり」(5日)、湘南石鹸の「キラキラ!親子で宝石せっけん作り」(6日)を実施する。
さらに、地域の名産品を販売するコーナー展開や、サステナブルな雑貨アイテムが揃う「SDGsマルシェ」、ペットボトルのキャップ持参で参加できる横浜DeNAベイスターズの観戦チケットなどが当たる抽選会や、人気のサッカーキックターゲットゲーム「マリノストライカー」なども開催する。
京急グループは2019年1月、神奈川県と「SDGs推進に係る連携と協力に関する協定」を締結した。プラスチックごみの削減や生分解性ストローの導入、近隣海岸での清掃活動など、積極的に沿線地域の課題解決に取り組んでいる。今後も環境に配慮した商品やサービスを提供しながら、顧客と共に地域を盛り上げていく。