2024年11月22日

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近鉄百と東急ハンズ 地域共創型の新業態「プラグス マーケット」2月21日

近鉄百貨店と東急ハンズは2月21日、自治体らと組んで「地方再発見」や「地域共創」を推し進める新業態「プラグス マーケット」の1号店を、近鉄草津店に開く。面積は約1300平米で、地場産品やエリアのニーズに沿った東急ハンズの雑貨などを扱い、ワークショップをはじめとするイベントも行う。

 

プラグス マーケットは、2018年の春から全館規模の改装を続ける草津店の2階に入り、「伝え場」、「売り場」、「話し場」で構成する。

 

伝え場は約120平米で、地場産品の販売、生産者やクリエイターと交流できるワークショップなどを、1~2週間単位で実施。例えば「実感ハダ感、シガ感ぐらし はじめまして、プラグス マーケットです」と題して、女優の羽田美智子さんが全国で出会った”良いモノ”を展開するオンラインセレクトショップ「羽田甚商店」が登場し、滋賀県の良いモノと競演するほか、羽田さんと生産者のトークショーも行う。

 

売り場は約950平米で、東急ハンズの商品を地域のニーズに沿ったカテゴリーに絞り込み、販売していく。構成比は「ヘルス&ビューティー」が約35%、「ステーショナリー」が29%、「ハウスウェア」が21%、インテリアや防災用品など「その他」が約15%。SKUはヘルス&ビューティー、ステーショナリー、ハウスウェアで約3万にのぼり、コクヨ滋賀の「びわこ文具シリーズ」、滋賀県の老舗酒蔵「竹内酒造」の美容液「吟の精(こころ)」など、エリアの特徴的な商品も揃える。

 

話し場は約250平米で、花やグローサリーなどの「生花青果」、アクセサリーの「ブルーム」、ネイルサロンの「ネイルズユニーク」、眼鏡の「オンデーズ」、靴や鞄の修理の「ミスターミニット」、クリーニングの「ヨシハラクリーニング」といったテナントを配置。ヨシハラクリーニングの前にハウスウェア、ミスターミニットの近くにシューケア用品を陳列するなど、買い回りや販売員と客のコミュニケーションも促す。

 

近鉄百貨店は、草津店にプラグス マーケットの1号店を出す理由を「草津店の改装計画を策定するにあたり、地域共創を推進できる場を設けたかった。東急ハンズも、百貨店と組めば土地に根差した魅力を提案できると考え、合意に至った」と説明する。オープン後は、行政や学校と連携したり、コミュニケーションを深められる掲示板を設置したりして、認知度の向上やリピーターの育成に努め、早期に軌道に乗せる。