小田急町田店、「ハルクスポーツ マチダ」順調な滑り出し
小田急百貨店町田店が4月28日にオープンしたスポーツファッションゾーン、「ハルクスポーツ マチダ」が好調なスタートを切った。外商顧客などに案内したところ反応が良く、オープン後1カ月の売上げは予算通りに推移。客からは「もっと色々なブランドを見たい」という声が寄せられ、今後は認知度の向上と併せてMDの拡充や見直しもしていく。
元々町田店は7~8階に家電量販店「ビックカメラ」が入っており、昨年11月に退店。そのため7階に家電量販店「ノジマ」が3月2日にオープンし、8階は同売場が開設されることになった。小田急百貨店は長らく新宿店でスポーツファッション売場「ハルクスポーツ」を運営しており、同店もその名を継承した。
ハルクスポーツ マチダは売場面積約1600平米で、「ジャックバニー」、「パーリーゲイツ」、「ビームスゴルフ」など、全13ブランドで構成。新宿店でハルクスポーツを運営していた経験を生かし、高感度なブランドの誘致に成功した。「上層階になるほど集客が難しくなるため、お客様が目的買いで来る売場を目指す」と担当者は語る。
同じくビックカメラの退店に伴い入居したノジマは、手厚い接客体制が百貨店の顧客層と相性が良く、3月の売上げは想定以上だったという。2フロアにまたがるテナントの退店が与えるダメージは大きいと思われたが、むしろ買い回りや新客の来店を促す好機となるかもしれない。
(都築いづみ)