美しい自然とお菓子が楽しめる!滋賀の観光スポット「ラ コリーナ近江八幡」

2023/08/07 11:00 am

皆さんは、滋賀県で1番観光客が訪れる場所がどこか知っていますか?琵琶湖?彦根城?

いいえ、それは近江八幡市にある「ラ コリーナ近江八幡」です!

和菓子の「たねや」や洋菓子の「クラブハリエ」を展開する「たねやグループ」のフラッグシップショップで、

お菓子を買ったりカフェでお茶したり、敷地内の広大な自然を楽しんだりできます。

今年1月にオープンした、見学できるバウムクーヘン工場「バームファクトリー」を中心に、その魅力をご紹介します!

1.ラ コリーナ近江八幡って?

近江鉄道バスの「北之庄 ラ コリーナ前」で降りると、すぐ前が入口に

入ると一面に緑が広がります

ラ コリーナ近江八幡は、JR近江八幡駅からバスで10分の距離にあります。駐車場もあるので、車でのアクセスも可能です。

2015年のオープンから人気が上がり続け、今では年間約300万人以上が訪れるほどになりました。滋賀県の調査によると、現在発表されている2021年まで、5年連続で施設別観光客数が県内でトップです。

敷地面積約3万6000坪という広大な空間に、緑地やショップが並んでいます。

2.バームファクトリーに潜入!

ショップの様子。バウムクーヘンのような円形の棚に商品が並べられています

今年1月に出来た、バウムクーヘン工場「バームファクトリー」。建物に入ると、まずはショップがあります。

ここでは「クラブハリエ」の商品が購入できます。工場ならではの、「焼きたてのバームクーヘンmini」もありますよ。

職人の手で焼成される様子が見れます

そして、そのすぐ向こうにはガラス越しにバウムクーヘンが製造されています!

これは生地を焼いている工程です。それ以外の工程は、見学用の通路を通りながら見ることができます。

 パッケージミュージアム

クラブハリエのバームクーヘン1号機

見学通路の途中には、クラブハリエの歴史を振り返るコーナーも。クラブハリエの包装紙はブラウンの市松模様が基本ですが、店舗や季節のイベントに合わせたパッケージも数多く展開しています。こんな様々なデザインがあったんですね。

クラブハリエは1951年にスタートしましたが、初めてバウムクーヘンを焼いた機械もあります。今はこうした機械は自動で回りますが、これは手動でグルグルと回すタイプです(※直接触るのはご遠慮ください)。

生地を攪拌し、手で確認する工程

通路を進むと、生地を機械が攪拌し、職人の手で生地の状態を確認する様子が見られます。

クラブハリエのバウムクーヘンは卵、砂糖、小麦粉、バターなどシンプルな原材料でできていて、最後に必ず生地を素手で確認します。生地の状態ができあがりを大きく左右するので、安心やおいしさに欠かせない大切なプロセスです。

焼成する工程。1つの台に必ず1人の職人が付きっきりになっています

焼成したバウムクーヘンはしばらく熱を冷まします

ショップの逆側からも、バウムクーヘンを焼成するところが見られます。バウムクーヘンを焼く時は、気温や湿度などによって調整が必要なため、機械に全てを任せるのではなく、熟練の職人の手も使いながら丁寧につくります。

お菓子メーカーの中には2〜3台を1人で見る工場もありますが、クラブハリエでは必ず1台に1人が付くようにしています。「量産が目的ではなく、より良い商品を安定して供給できる仕組みを整えています」とのこと。おいしさの秘訣ですね。

バウムクーヘンは機械でカットします

包装の様子。左側の機械で箱に詰めます

その後はバウムクーヘンをカットする工程、包装される工程を少し上から見ることができます。

商品が出来上がるまでの過程を見るのはとても楽しく勉強にもなるので、子供が学べる機会にもなりそうですね。実際、お子様連れのお客様も多いそうですよ。

これで見学ルートは終了です。

3.その他注目ポイント

タッチパネルは見て、触って楽しめます

バームファクトリーは、ほかにも楽しめるポイントがあります。

1階のショップの近くには、大きなタッチパネルが。触ると1つ1つの施設や商品について、詳しく知ることができます。

「よりラ コリーナや、たねや・クラブハリエを知っていただけるように」と考えて開発されたそうです。

2階の「バームファクトリーカフェ」

中心には屋外席も

2階にはカフェがあり、「焼きたてバームクーヘンmini」がドリンクと楽しめます。

中心部には屋外席があり、外の空気に触れながら過ごせます。バームファクトリーは上から見るとバウムクーヘンのような形をしていて、屋外席は中心の穴にあたります。

4.「バームファクトリー」以外の施設について

「メインショップ」外観

ショップの様子

「バームファクトリー」以外の売場もご紹介します。

芝で覆われた草屋根が特徴の「メインショップ」はラ コリーナのシンボル的存在で、「たねや」、「クラブハリエ」の商品が揃っています。最近、どらやきを楽しむカフェもオープンしました。

「ギフトショップ」ではレトロなバスや車も展示しています

ガレージをイメージにした空間の「ギフトショップ」では、クラブハリエのお菓子や季節のマカロン、ラ コリーナ近江八幡限定商品を販売しています。マカロンは2階建てのロンドンバスで売っています。

開放的な空間の「フードコート」

開放的な空間で食事を楽しめる「フードコート」では、揚げたてのライスコロッケや季節の甘味などを楽しめます。近くに席がたくさんあるので、座る場所には困りません。

5.最後に

バームファクトリーの2階から外に出ると、ラ コリーナを一望できます

今回取材に対応して頂いた、広報の担当者さんからメッセージを頂きました。

「工場は全てガラス張りで、製造スタッフの手元までしっかりと見ることができます。小さなお子さまから大人まで、一緒に楽しんでいただける空間やお店づくりを目指します。ぜひ何度も通って、色んな発見をしていただけると嬉しいです!」

現地を取材した記者も、美しい自然や綺麗な空気、おいしいスイーツなど、魅力満載でとても楽しく過ごすことができました。

この夏、どこへ出掛けるか迷っている方にはぜひ、おすすめのスポットです!

(都築いづみ)

ピックアップ