2024年11月22日

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スタイル、トレンドの機能性バッグで快適な日常を後押し

スタイルは今秋冬、「Calm daily life(穏やかな日常)」をテーマに、トレンドや機能性を意識したラインナップを展開する

スタイルは今秋冬、“フリー”をキーワードに通勤や旅行など様々なシーンで使えるアイテムを提案する。昨年からトレンドが続くスマートフォン用のポシェット、性別を問わないデザインとマルチユースがポイントのカジュアルなバッグ、軽さとイージーケアを兼ね備えた使い勝手の良いフェイクレザーのバッグなどをラインナップ。新型コロナウイルス禍が収束しつつある今、SDGsを基に「快適に過ごせる社会」や「異なる価値観や文化を受け入れる寛容さ」など、ウェルビーイングを叶えるモノ・コトが重要視されていると同社は捉えた。商品を通して「快適で穏やかな日常を過ごしてもらいたい」というメッセージを発信し、外出機会の拡大を機に販促する。

ますます人気が高まっている「スマホポシェット」は、デザインや収納力など様々なバリエーションを提案する

「Calm daily life(穏やかな日常)」をコンセプトとした今回の企画は、「Handsfree(ハンズフリー)」、「Gender-Free(ジェンダーフリー)」、「All season(シーズン・フリー)」をテーマに展開する。営業本部ブランド事業部商品MD課の坂田氏は「コロナ禍が収束に向かう中で、人々が安心感や快適性を求める流れがみられる。日常を支えられるような商品を提案したい」と話し、市場のニーズに応えるアイテムを集積して訴求する。

1つ目の「Handsfree(ハンズフリー)」は、若年層に限らず人気と需要が高まっている「スマホポシェット」を取り揃える。キャッシュレスやカードレス決済が普及し、スマートフォンのみで外出する人が増加。同社が取り扱う各ブランドもトレンドアイテムと位置付け、それぞれ特徴を打ち出して展開する。

「ハナエモリ」の「ソフィア」シリーズのスマホポシェット(中央)。財布機能も持たせ、優しい雰囲気のデザインに仕上げた

「ハナエモリ」の「ソフィア」シリーズから、財布機能を搭載したスマホポシェットが登場。カードの収納や現金決済も考慮し、各種の支払い場面に対応する。スマートフォンの出し入れを考えフロントポケットも付けた。ソフトで肉厚なシープレザーで、花びらを緩やかな曲線で表現した剥ぎ合わせのデザイン。ハナエモリらしい上質でエレガントな印象をまとったアイテムとしてアピールする。価格は1万9800円で、9月より展開する。

「ミラ・ショーン」の「ルーチド」シリーズのスマホポシェットは、シワ加工したエナメルレザーの光沢感が映える

「ミラ・ショーン」の「ルーチド」シリーズのスマホポシェットは、ショルダーを付け替えて縦横両方で使用できる。ショルダーを外してクラッチバッグのような感覚で持つこともでき、3WAYアイテムとして販促する。30mmと薄いマチながら、コインケースやカードケースなども一緒に収納可能。シワ加工を施した牛のエナメルレザーが洗練された存在感を放つ。価格は2万3100円で、9月に販売する。

「ニューヨーカー」の「カラーメタル」シリーズのスマホショルダー。すっきりとしたフォルムで、スリムながら収納力を発揮する

「ニューヨーカー」の「カラーメタル」シリーズでは、シンプルな形状で収納力のあるスマホショルダーを用意。ミニ財布や化粧アイテムなどの小物も一緒に入れられる。使用する牛革はイタリアで丁寧に仕上げたソフトな質感で、エンボス加工による表情も楽しめる。内側にはブランドのアイコン柄であるハウスタータンの生地を使い、開口部から柄がのぞくデザインに仕上げた。型崩れしないよう適所に芯材を入れて耐久性を上げ、長い愛用を促す。価格は1万9800円で8月からの展開となる。

「ニューヨーカー」の「キュリアス」シリーズから、3WAYのリュックが登場。行楽シーズンに向けても販促する

2つ目の「Gender-Free(ジェンダーフリー)」は、男女問わず使えるデザインで、気分に合わせて仕様を変えられるアイテムが、ニューヨーカーの「キュリアス」シリーズから9月に発売される。トートバッグ、ショルダーバッグとしても使えるマルチな「3WAYリュック」と「トートバッグ」の2型で、価格は2万4200円と2万2000円。どちらも開閉は紐を使用したドローストリングで、出し入れ時のストレスを軽減する。素材は軽くて丈夫なナイロンで、透湿防水加工で多少の水濡れにも対応する。素材のハリ感が“きちんと感”を演出し、開口部にはハウスタータンの柄をアクセントにあしらった。オンとオフいずれのシーンにも活躍する商品として訴求する。

3つ目の「All season(シーズン・フリー)」は、雨の多い季節に濡れてもケアしやすく、シーズンレスで使えるバッグを揃える。「リモートワークからオフィス通勤する人が増えて、バッグの買い替えが増加している」(坂田氏)ことから、軽量でビジネスシーンにも適したデザインのバッグを揃える。

ブランドを象徴する「パピヨン(蝶)」がアクセントで型押しされた、「ハナエモリ」の「ドレーピング パピヨン」シリーズのトートバッグ

ハナエモリの「ドレーピング パピヨン」は上質なポリウレタンを使用したシリーズ。大小2型のトートバッグは、ブランドを象徴するモチーフの「パピヨン(蝶)」をエンボスしたアイコニックなアイテムとなる。開口部のファスナーの引手をタッセルにするなど、デザインと使いやすさ双方を叶える細部にもこだわった。価格は大が1万6500円で、小が1万5400円。

「ニューヨーカー」は、ビジネス需要に対応する機能性バッグを充実させる

ニューヨーカーからは、「ラスター」シリーズでスーツにも合う高級感のあるナイロン生地と牛革を使用したリュックを、8月に提案する。ビジネスシーンでの使用を意識した設計を随所に反映。ファイルやパソコンの収まりが良いスクエアなフォルムにして、出し入れしやすいよう開口部を上部に設けた。内部の背に当たる面にはパッドを付け、パソコンなど機器の損傷を防止。電車で座った際に膝の上に収まるサイズに仕上げた。価格は2万9700円。トートバッグも用意し、価格は2万4200円となる。

9月には「ライブリー」シリーズでシンプルな横型のトートバッグが登場する。ポリウレタン合皮とコットンとポリエステルを混ぜて織った生地を使用。柔らかなフェイクレザーは軽量で持ちやすく、デイリーユースからビジネス、トラベルシーンまで対応する。バッグの側面には大き目のポケットを配して収納力も充実させた。価格は2万2000円となる。

日常生活における行動範囲の拡大に伴い、今後さらに需要増が予想されるバッグ類。スタイルは、多岐に亘る客のニーズに対応するラインナップで、快適な使用体験を提供する。

(中林桂子)