そごう大宮店、食品売場を新装
そごう大宮店は27日、地下1階の食品売場を新装オープンする。紅茶の専門店「マリアージュ フレール」、酒類の専門店「EXIVIN(エクシヴァン)」を入れるほか、既存の「新宿高野」、「ドンク」、「とらや」をリニューアル。同店は昨年7~11月にも食品売場を改装しており、完成後の売上げは新型コロナウイルス禍前の19年を上回っており、再度のてこ入れで勢いに弾みを付ける。
新たに加わるマリアージュ フレールは埼玉県内で初の常設店。120種類以上の紅茶や茶器などを揃える。同店には昨年9月に1週間限定で登場しており、好評を受けて常設化する。エクシヴァンはワインやウイスキー、クラフトビール、日本酒、焼酎などを扱う。
新宿高野はケーキやフルーツの売場を刷新。パンの販売を始める。ドンクは要望が多い調理パンなどの品揃えを充実化。とらやは新装に合わせ「あんペースト『いちご』」を数量限定で販売する。
通行人の性別や年齢などを推定できる「AIカメラ」を使った分析によれば、食品売場には40代以下の客が多い。特に改装が完了した昨年11月以降は40代以下の売上げ構成比が上がっており、新規のブランドを導入したり、既存のブランドをリニューアルしたりして、その購買意欲を喚起する。