東急百貨店、ワインの路面店を3月10日に開業

東急百貨店は27日、本店の売場「ザ・ワイン」の路面店を3月10日に開くと発表した。ザ・ワインは客の支持が厚く、本店が1月末で閉じた以降の継続を望む声も多いため、近隣のオクシブビルの1階に移して営業する。

路面店の名称は「THE WINE by TOKYU DEPARTMENT STORE」。約150平米に約2000種類のワインを揃えるとともに、ソムリエなど専門的な資格を有する社員を配したり、最大10席の試飲カウンターやセルフで有料試飲を楽しめるワインサーバーも設けたり、イベントを開いたりする。イベントは稀少なワインの有料試飲会、生産者によるセミナーなどを計画中だ。

東急百貨店が路面店を出すのは、2020年6月に東急線・自由が丘駅の周辺にオープンした「自由が丘 東急フードショースライス」以来。同社は「本店営業終了に当たりワイン売場の継続に対する声を多く頂き、長らくご愛顧いただいてきたお客様と引き続きリアル店舗における接点を持ち続けたいという思いから、これまでの売場のコンセプトを引き継いだショップとなる」とした。

（野間智朗）