阪急うめだ本店、「自然と共生する暮らし」テーマの新売場
阪急うめだ本店は4月12日、「人と自然の共生」がコンセプトの売場「GREEN AGE(グリーンエイジ)」を8階に開く。カテゴリーはファッション、化粧品、雑貨、食品、アウトドア用品など多岐に亘り、アウトドアブランドからラグジュアリーブランドまで約40ブランドを取り扱う。売場面積は約2300㎡。
コロナ禍を経て一層強くなった、「サステナブルな暮らしをしたい」というニーズに応える。ターゲットはミレニアル世代のファミリーを中心とした、「パートナーや仲間との絆を大切にする都市生活者」に定めた。新しい自然共生型ライフスタイルを提案し、人と社会と環境が調和した豊かな未来の共創を目指す。
売場は2つのゾーンで形成。「グリーンネイバーフッドライフ」は自然とのふれあいを通じたアクティブ体験の楽しさと、環境に配慮した高感度なファッションスタイルを発信する。「グリーンウェルネスライフ」は自然の恵みに最新のテクノロジーを取り入れた心身の健康を提案する。
モノだけでなく、レンタルやリサイクルといった循環型サービスも用意する。イベントスペースも設置し、生産者や事業者との交流やワークショップ、セミナーなど、社会や環境を意識するきっかけになる体験を提供する。阪急阪神百貨店は岡山県真庭市と共に、蒜山高原を中心に人と自然のつながりをブランド化する取り組み「グリーナブル」を進めており、これとも連携。消費者、企業、地域のつながりを生み、自然共生の価値観を共有できるコミュニティ・ハブ化を目指す。
店内装飾や建材には環境負荷が少ないものを使用し、自然を感じながらゆっくりと買い物を楽しめる環境を整備する。