2024年11月21日

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日清オイリオ、ヘルシーな油や「かけるオイル」拡充

「日清キャノーラ油ハーフユース」は、いつもの1/2の量で調理できる。廃油の削減や、調理時間の短縮など環境にも配慮

日清オイリオグループは今春、健康志向に応える商品や味付きオイルを拡充する。特定保健用食品「日清MCTリセッタ」、機能性表示食品「日清MCTオイルHC」をリニューアル発売し、「日清やみつきオイル」、「BOSCO シーズニングオイル」は新フレーバーが登場。消費者のニーズに応え、満足度の向上と家庭用食用油市場の拡大を目指す。

同社の中期経営計画「Value Up+」(21~24年度)では、「もっとお客さまの近くで、多様な価値を創造し続ける企業グループ」への変革を目標に掲げている。この実現に向け、基幹事業と位置付ける油脂事業で、食用油の栄養機能や新しいおいしさと使い方を訴求する。

最近ではオイルをそのままかけて料理を楽しむ食習慣の広がりとともに、食用油のおいしさや、健康につながる栄養面に対する期待が高まっている。こうしたニーズに応え、身近に食用油を取り入れてもらえるよう、調理に手軽に使用しやすい商品を用意した。

まず、様々な調理に汎用性のある「クッキングオイル」のラインナップを拡充。「日清キャノーラ油ハーフユース」シリーズから600gの容量が新たに登場し、350gの炒め調理専用タイプはパッケージをリニューアルする。通常の使用量の半分で調理できるのが特長で、“少量使い”という新たな価値を提案する。

「日清MCTリセッタ」は体脂肪が多めの人や、肥満気味の人に適した健康オイル

おいしさと健康性の両方を叶える商品も揃える。特定保健用食品の「ヘルシーリセッタ」は、「日清MCTリセッタ」に刷新。MCT(中鎖脂肪酸)を含んだ体脂肪対策オイルであることを客にわかりやすくアピールしていく。容量は200g、600g、900gの3種類。なたね油をベースに使用し、料理をあっさりとした軽い風味に仕上げる。

「日清ヘルシーオフ」は1300gの大容量タイプを用意。日清ヘルシーオフは同社の従来品と比べ、揚げ物の吸油量を最大20%抑制できる。カラットした揚げ物に仕上げると同時に、コレステロール0(ゼロ)でカロリーも抑えられる。

「日清MCTオイルHC」は容器を刷新。液だれしにくく、ワンプッシュで2g程度の量が注げる。90gは4月3日に発売

料理にそのままかけてオイル本来の味が楽しめ、健康にアプローチする商品も充実させる。体脂肪やウエストサイズを減らす効果がある「日清MCTオイルHC」は、少量でも注ぎやすいよう容器を変更し、90gと200gの2種類を発売する。さらに日清MCTオイルを使った、機能性表示食品の「日清MCTマヨネーズソース210g」を発売する。卵を使わないマヨネーズタイプの調味料で、サラダにかけるなど毎日の生活に手軽にMCTを取り入れられる。コレステロール対策の機能性表示食品である「日清ヘルシーごま香油セサミンプラス」は130gを加え、小容量ニーズに応える。

「日清やみつきオイル」にカレー味が登場。「味つけオイル」で食用油のおいしさと使い方を提案し、広めていく

さらに、味つけオイル商品のラインナップを拡充する。調味料感覚で使える「日清やみつきオイル」シリーズに、スパイシーな風味が楽しめる「カレーオイル」が登場。味のバリエーションに幅を持たせる。パッケージも使用法や特長がわかりやすいようにリニューアル。容量は100gから90gに変更して使い切りを促す。

そのほか、「BOSCOシーズニングオイル90g」は、「レモン&オリーブオイル」と「バジル&オリーブオイル」の味を改良し、素材の香りを引き立たせたオイルに仕上げた。同社のグループ企業である「ピエトロ」と共同開発した「ピエトロCHEF’S ガーリックオイル90g」も加わり、豊富な選択肢で食用油の使用を促進する。