2024年11月22日

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東急プラザ蒲田で「電車祭り」スタート

大型鉄道模型のジオラマで楽しむファミリー(昨年の電車まつりの様子)

東急不動産SCマネジメントが運営・管理する「東急プラザ蒲田」にJR東日本、東急電鉄、京急電鉄が集結し、「第2回 蒲田を走る電車まつり」(以下、電車まつり)を19日に始めた。新橋-横浜(現桜木町)における日本初の鉄道開業150周年、池上電気鉄道(現東急池上線)の蒲田-池上間の開業100周年というメモリアルイヤーを祝すイベントで、目玉として大規模な鉄道模型のジオラマが登場するほか、鉄道にゆかりがあるゲストのトークショー、ゆるキャラとの記念撮影、鉄道グッズの販売ブースなど、子供から大人まで楽しめるコンテンツを用意した。

現在の東急プラザ蒲田がある蒲田地区は、JR(京浜東北線)、東急(東急池上線・東急多摩川線)、京急(京急本線・空港線)の3社が乗り入れる珍しいエリアだ。

電車まつりは7階のイベントスペースや屋上などで開催され、入場は無料。大田区が後援し、蒲田の街の魅力を発信する。

鉄道模型のジオラマブース(昨年の電車まつりの様子)

鉄道模型のジオラマが登場するのは、7階のイベントスペース。横が約8.4m、縦が約4.8mのジオラマは会場の半分を占めるほど大きく、JR、東急、京急の蒲田駅を発着する列車をHOゲージ(80分の1の縮尺)のジオラマで再現する。

ジオラマの中央を飾るのは、今年8月に開かれた第14回全国高等学校鉄道模型コンテストで「1畳レイアウト部門最優秀賞」をはじめ、数々の賞を受賞するとともに、日本でも数少ない鉄道事業を専門的に学べる運輸科があることで知られる岩倉高校鉄道模型部の作品だ。

会場内では各線をモチーフにしたプラ板キーホルダーのワークショップが無料で行われ、自分だけのオリジナル絵柄を施して持ち帰れる。また、記念撮影ブースでは大田区や鉄道会社のゆるキャラとの撮影を楽しめる。

会期中は7階と2階にグッズの販売ブースが設けられ、7階では数量限定の鉄道グッズや大田区の公式PRキャラクター「はねぴょん」のグッズなど、2階では鉄道Tシャツなどを扱う。4階の写真展ブースでは駅周辺の蒲田の街の変貌を振り返る写真の数々が展示される。

ゆるキャラとの記念撮影(昨年の電車まつりの様子)

屋上では鉄道が大好きな有名人やお笑い芸人などがトークショーを開く。例えば、22日には税理士の資格を持ち、鉄道模型誌にコラムを執筆するなど鉄道ファンとしても知られる藤冨郷氏、NHKラジオ「鉄旅・音旅」のMCや月刊「鉄道ファン」のライターで、鉄道系テクノユニットSUPER BELL”Zの車掌 DJの野月貴弘氏、“女子鉄アナウンサー”と呼ばれ、国土交通省認定の「日本鉄道賞」選考委員および鉄道貨物協会「鉄道貨物輸送親善大使」を務める久野知美氏が登場する。

(塚井明彦)