2024年11月23日

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老舗・山本海苔店の新たな挑戦

鮮度の違いを楽しめる「山本仕入 焼海苔」

山本海苔店 山本仕入 焼海苔

焼き上げ日を正面に記載。鮮度をアピールする

海苔製造販売の老舗山本海苔店は昨年6月、〝鮮度〟にこだわった海苔「山本仕入 焼海苔」を発売した。「山本仕入 焼海苔」の最大の特徴は店頭に並ぶまでのスピードだ。工場で焼いた海苔を3日以内に出荷し、店頭にすぐに並ぶようにした。海の恵みである海苔を新鮮なうちに楽しむことができる。鮮度をアピールするために焼き上げ日も商品の正面に大きく記載した。

海苔は通常、干した後、漁協などの検査場に集荷され検査や入札などの過程を経るため、消費者の手に届くまでに一定の時間が必要であった(山本海苔店:海苔百科より)。賞味期限の長い海苔だからこそできる流通形態だ。しかし自社工場と流通手段を持つ山本海苔店では「新鮮な海苔をお客様に届けたい」という想いから「山本仕入 焼海苔」の販売を開始した。

販売開始から約1年、百貨店や日本橋本店、自社サイト等で展開してきたが「手ごたえを感じている」という。毎月の予約が徐々に増えている。店頭でも「毎月楽しみにしている」という声が聞かれ、販売員も「一度買っていただくとおいしさを実感していただけるようです」と商品に自信を見せる。今後は店頭POPなど販促ツールを活用し、より多くの人に新鮮な海苔のおいしさを実感してもらえるよう拡販していく。

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おいしい海苔を自宅でさらにおいしく 炭火で温める「焼きのり箱」

昨年9月、焙炉(ほいろ)を山本海苔店オリジナル仕様で発売した。焙炉は物を乾かしたりする道具として、室町時代に使われ始めた伝統的な道具。この焙炉を海苔を温めるのに使ったのが「焼きのり箱」だ。海苔の下に入れた炭によって温められ、香りと風味、さらにパリッとした食感が味わえる。

焼きのり箱の使い方

使い方は炭に火をつけ本体にセット、焼きのりを台座に置き蓋を閉める。5分ほどで箱全体が温まり、海苔の香りが立ってきたら食べごろだ。自宅でおいしい焼きのりが楽しめる。

かんだやぶそばの焼きのり箱

かんだやぶそばで使用されている海苔焙炉

焼きのり箱の発祥は日本三大老舗蕎麦屋として知られる「かんだやぶそば」。70年以上前から蕎麦がテーブルに運ばれるまでのおつまみとして海苔焙炉で焙った海苔を出している。焙炉で炙った海苔を求めて来店する客もいるほどで、若い客のリピート率も高いという。

その炙ったのりを自宅で楽しめる。あつあつのご飯に合わせるのはもちろん、おつまみとしてもおすすめ。日本酒との相性が良く、炙ることで海苔の濃い香りと食感が楽しめる。海苔は栄養価が高く、食欲の落ちる夏には食べやすい。カロリーが気になる女性にもピッタリだ。

山本海苔店 焼きのり箱

お酒との相性は抜群だ

箱は横13.3cm×高さ11.9cmとコンパクトで横面には梅の花を、蓋には葛飾北斎の「冨嶽三十六景 江戸日本橋」の浮世絵をあしらった。自宅のインテリアに馴染むデザインだ。価格は税込み1万7215円。

この焼きのり箱で温める海苔としておすすめなのが山本海苔店を代表する「梅の花」だ。厳選した上質の海苔を丹念に焼き上げて一人前ずつパックしており、海苔の最高の風味の味わいが楽しめる。

「焼きのり箱」の詳細はこちら

山本海苔店の焼きのり箱


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