2024年11月22日

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新型コロナ 米百貨店の対応

新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、アメリカ合衆国ではすでにいくつかの州で外出禁止令が出されている。

 

そんな状況下、アメリカの百貨店ノードストロームは、3月17日から米国およびカナダのノードストローム、ノードストロームラックなどの店舗を2週間閉鎖し、その間、店舗従業員に給料と手当を支給する。

 

同社は「2月の売上げは想定通り」としたうえで、特にウイルスの影響を最も受けた市場において、顧客の需要が大幅に減速したとしている。経済情勢の不確実性を考慮し、設備投資計画を削減、現在は自社株買いも停止している。

 

2020年3月3日に公表した2020年度の計画には、新型コロナウイルスの影響は含まれておらず、事業運営に与える影響(期間、顧客需要全体への影響など)に関する不確実性が高まったため、2020年度の業績予想を撤回するなど先行きは不透明だ。

 

2019年度には売上高の3分の1を占めたというオンラインで顧客にサービスを提供し、離反を最小限にとどめる。

 

 

 

一方、メイシーズは3月18日から31日まで、すべての店舗を一時的に閉鎖すると発表。

さらにいくつかの経済対策をとる。2020年3月19日、ファシリティの下で利用可能な15億ドルにアクセスすることを選択。クレジット契約は2024年5月9日に満了する予定だ。

 

また2020年度第2四半期から四半期配当金の支払いを停止するが、2020年3月13日現在の株主には、予定通り第一四半期の配当金が支払われる。2020年は設備投資を削減する。さらに2月5日に発表した2020年の売上および利益に関するガイダンスを撤回。改めて2020年2月25日に確定したが、現時点では最新の見通しを提供していない。

 

会長兼CEOのJeffGennette氏は、「前回の指導以降、小売環境は急速に悪化しています。また、2月の業績は当社の予想通りでしたが、現在は不確実性の高い環境で事業を展開しています。ビジネスに生じている混乱に対処するための財務上の柔軟性がさらに高まります」とした。

 

 

ノードストローム(Nordstrom)は、アメリカ合衆国ワシントン州シアトルに本部をおく、全米最大の高級百貨店。

メイシーズ (Macy’s)は、アメリカ合衆国ニューヨークに本部をおく百貨店。本社はオハイオ州。

 

Photoby PhilHauser on Unsplash