2024年11月23日

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ECサイトの極意指南 アイテック阪急阪神

アイテック阪急阪神は1月28日~29日、東京ビッグサイトの青海展示棟で開催された「イーコマースフェア東京2020」に出展した。インターネット通販サイト(以下、ECサイト)の構築から運営まで総合的に支援する「HIT-MALL(ヒットモール)」をPRするとともに、28日にはアイテック阪急阪神のビジネスパートナーであり、多くのネット通販を成功に導いたコンサルタント、株式会社久の工藤暢久代表取締役を講師に招いてセミナーを開催。予約で定員が埋まるほどの盛況ぶりで、ECサイトへの、アイテック阪急阪神への関心の強さが浮き彫りになった。

 

 

ブースでは、HIT-MALLの強みに絞り込んで紹介した。ECサイトの運営管理とクラウド版だ。40以上のサイトの運用を任されてきた実績と、資金面で導入へのハードルを下げられるクラウド版を、映像や資料などで示し、来訪者の興味を引き出す。

 

例えば運営管理の宣伝媒体では、「自らも20年以上、多数のECサイトを運用してきたからこそわかる売上アップ・運用ノウハウを結集したECサイト構築パッケージをベースに、ECサイト運用経験豊富な専門スタッフのサポートで、お客様のECビジネスを強力にバックアップいたします」とした上で、プロモーションから運営管理、物流、コンテンツの制作、システム、サーバ・インフラまで多岐に亘るサポートの内容を列挙。日本野球機構や阪神タイガース、新潮社、三井製糖、レスポートサック、阪急阪神百貨店、京王百貨店ら導入した企業も挙げた。

 

 

クラウド版は初出展。宣伝媒体では「初期費用50万円~」、「月額利用料6万円~」と優れたコストパフォーマンスを訴求する一方で、「受注・会員・商品管理などの基本機能に加え、クーポン、定期購入などの販促機能まで、パッケージ版同等の機能をご提供」、「将来のサイト規模拡大や独自カスタマイズにも対応したHIT-MALLパッケージ版への移行もスムーズ」、「商品数も少なく、まずはECサイトを始めてみたいスタートアップのEC運営者にも安心の低価格提供」といった文言で、“安かろう悪かろう”の不安を払拭する。

 

ECサイトを立ち上げる際のイニシャルコストは、一般的に1000万円~2000万円とされる。クラウド版の試しやすさをアピールし、利用を促す。今や、多くの企業がECサイトを運営する。個人も珍しくない。必然的に新規参入者は減っていくが、アイテック阪急阪神はイーコマースフェア東京2020への出展を通じて「(HIT-MALLの運用代行やクラウド版の魅力が)誰かに、どこかに刺さればいい」と期待を寄せる。

 

 

HIT-MALLへの接点を増やすため、28日にはセミナーも実施した。タイトルは「事例でわかる!『売れるサイト』が実践するECサイト運用術!~現役コンサルタントが教えるEC戦略策定から構築・運用の秘訣~」。講師の工藤氏がECサイトの売上げを伸ばすためのポイントを解説した。

 

続いて、アイテック阪急阪神の七種康マルチメディア事業本部第一営業部担当部長にバトンタッチ。「ECサイト構築のポイント」と題してクラウド版およびASP版とパッケージ版の違いからレクチャーし、「売上げが1億円以上なら、カスタマイズが可能なパッケージ版を選ぶべきだが、クラウド版からのリプレイスは困難。しかし、HIT-MALLはクラウド版からパッケージ版へスムーズに移行できる仕様で、その後のカスタマイズも自在だ」(七種氏)と強調した。

 

 

ユーザーの実績も公開した。婦人服や化粧品、紳士服、食料品のカテゴリーごとに管理していた百貨店のECサイトは、運用業務フローの見直しにより、コストダウンが実現したという。七種氏は「依頼者は“売る”に専念できる。実績も増えてきた」と自信を深める。

 

HIT-MALLのストロングポイントには、百貨店業界への対応力もある。中でも運営管理(=受注管理、在庫管理、入金処理、カスタマーセンター、出荷登録、商品情報登録、商品撮影など)、コンテンツ制作(=情報設計、ECサイトデザイン、サイト更新、商品画像加工、特集ページ制作、バナー制作、ブランドサイト制作など)では、百貨店業界に特有のルールや仕組みを順守。様々なクレジットカードやポイントカードを抱える百貨店もサポートする。

 

40を超えるECサイトの運用を代行し、その流行にも精通するアイテック阪急阪神。企業や業種、業界の数だけノウハウを蓄積し、百貨店業界にも最適解を提案する。