大丸とパルコ、現代百貨店と連携し、韓国ブランドのポップアップ開催

大丸松坂屋百貨店は4月4日～6月24日、グループ会社のパルコとともに心斎橋パルコ、大丸梅田店、大丸心斎橋店で韓国ブランドのポップアップを開催する。24年6月にパルコと戦略的協業に関する基本合意を締結した現代百貨店との連携により実現した。同社は中期経営計画（24年～26年度）の一環として、市場の変化に対応するためにコンテンツの拡充に取り組んでいる。パルコや同社が得意とするコンテンツの融合により、MZ世代に向けた新たな価値創造を行っていく。

ソウル最大の売り場面積を誇る現代百貨店「THE HYUNDAI SEOUL（ザ ヒュンダイ ソウル）」

世界を席巻し、日本でも多くのZ世代が支持しているK-POPアーティストや韓国ドラマ。Ｋ（韓国）ファッションにも注目が集まり、数々のブランドが評価を受けている。韓国全土で16の百貨店を展開する現代百貨店は、Ｋブランドの発掘にも定評がある。基本合意の締結後、第一弾となる24年5月の渋谷パルコでのポップアップは、9つのＫブランドを1週間ごとに展開。その後各地のパルコを巡回し、連日賑わった。今回は3カ月に亘り21のＫブランドが登場する。期間が拡大され、スケールもパワーアップする。

シーズンごとに異なるテーマで展開する「ノーマニュアル」

注目は日本初登場のＫブランドだ。9日～15日、大丸梅田店1階エスカレーター横のイベントスペースに「NOMANUAL（ノーマニュアル）」が登場する。17年にソウルで誕生し、自由な発想とユニークなグラフィックに特徴がある。11日～17日に心斎橋パルコ1階のポップアップスペースに登場する「RAIVE（レイヴ）」も日本初。ダンス音楽を流しながらパーティーを繰り広げるカルチャー「RAVE（レイヴ）」にインスピレーションを受けて立ち上がったブランドだ。

ストリートルックとモダンロマンティシズムが融合する「レイヴ」

メイクアップ商品を展開する「Ameli（アメリ）」、ウィメンズカジュアルブランドの「RONRON（ロンロン）」など、関西初となるブランドもMZ世代待望のＫブランドにも注目が集まる。