成城石井が総選挙、自家製惣菜・デザートが復活
人気トップ10位に入り、復活した商品達
成城石井が、「成城石井スタッフ2000人が選んだ!復活“推し惣菜”総選挙!!」を開催している。これは過去に人気だったが売場から消えた惣菜・デザート・パンの中から、全国の店舗・セントラルキッチン・本社のスタッフが投票し、人気10位となった商品を復活販売させた企画。成城石井の全店で、3月7~31日まで展開している。
成城石井は「SEIJOISHIIにはOISHIIがある」をモットーに、国内外のバイヤーが厳選した自家製商品を開発し、独自性の高い品揃えを展開。中でも顧客から支持が高いのが自家製の惣菜とデザートで、その開発・製造の要となるのが「成城石井 セントラルキッチン」。1996年に南町田の地で操業を開始して以来、一流ホテルや有名レストランなどで経験を積んだプロの料理人が中心となって企画・開発・製造までを一貫して担当。食材や製法にこだわりながら数々の自家製商品生み出してきた。2022年には新たに第3セントラルキッチンが稼働したことで製造能力が増強され、セントラルキッチンで開発、製造され店頭に並ぶ新商品の数は年間約370品に上っている。
1位となった「成城石井自家製マスカルポーネのもっちりイタリアンプリン」
新商品の投入が多くなった反面、商品の入れ替えも多くなり、顧客から支持があっても店頭から消えていく商品も存在するようになった。そこで今回の企画では顧客にもう一度味わってもらいたい自家製惣菜・デザートをスタッフ投票で10品厳選し、一部アレンジも加えて復活販売させた。
上の図にもあるように、今回の総選挙(投票期間:25年1月10日~16日)でトップ10にランクインしたのは、自家製惣菜5品と自家製デザート5品。一時品薄になった大ヒット商品や、顧客から復活の要望が多かった商品もある。
1位となった「成城石井自家製マスカルポーネのもっちりイタリアンプリン」は発売当初、1カ月で約2万個を売上げ、想定の2倍もの売れ行きとなった大ヒット商品。長方形から丸型に形を変えて復活した。優しい乳の風味と豊かなコクが楽しめる北海道産マスカルポーネチーズを使用し、濃厚な味わいともっちりとした食感に仕上げた、少し固めのプリンとなっている。
2位の「成城石井自家製ピスタチオプリン カスタードソースがけ」
2位に入った「成城石井自家製ピスタチオプリン カスタードソースがけ」は、優しい甘さのとろりとしたピスタチオプリンの上に、さらにピスタチオペースト入りの濃厚なカスタードソースを重ねた一品。同社のパティシエが試行錯誤を繰り返しながら、プリンの生地が固まる限界までピスタチオペーストの分量を増やし、隠し味にシママース(沖縄の塩)を加えることで甘みとピスタチオの味わいを引き立てている。3位の「成城石井自家製 自家製黒ごまペーストのプリン」は、香り豊かな自家製の黒ごまペーストに、牛乳や生クリームを加えて仕立てたプリン。
4位の「成城石井自家製 プルコギと自家製ナムルのビビンバ丼」
4位、5位には自家製惣菜がランクインした。4位の「成城石井自家製 プルコギと自家製ナムルのビビンバ丼」はコチュジャンや醤油を使用した自家製のたれで甘辛く仕上げたプルコギ。ブラックペッパーが効いた人参のナムルやもやしのごま和え、自家製の味付け玉子など、6種類の具材がバランスよく乗っていて食べ応えもある。
5位(同率)の「成城石井自家製『和』サラダそばひじき」はセントラルキッチンで煮付けたひじきを混ぜ込んだそばに、ネギ、ミョウガ、三つ葉、大葉、天かす、錦糸卵をトッピング。付属のマヨネーズと七味を好みでかけ、混ぜ合わせながらサラダ感覚で食べられる斬新なそばだ。
(塚井明彦)