豊洲の新街区名が「豊洲セイルパーク」に決定
豊洲セイルパーク(晴海側からのイメージ)
IHIと三菱地所は豊洲二・三丁目地区における最後の大規模開発として推進する「(仮称)豊洲4-2街区開発計画」の街区名称を「豊洲セイルパーク(TOYOSU SAIL PARK)」に決定した。豊洲セイルパークはA棟(延床面積約4万7000㎡)と豊洲セイルパークビル(B棟、同約8万9000㎡)の2棟が2022年7月に着工し、25年6月竣工、同年夏に開業を予定する。
立図
B棟である「豊洲セイルパークビル」にはオフィス、店舗に加え、インキュベーション施設「LIFESTYLE LAB “TOYONOMA”」(同約1500㎡)、シェア企業寮「TRIAL HOUSE “TAMESU”」(総戸数39戸)など、豊洲エリアにこれまでなかった機能を導入する。また、街区内に開発されるオフィスビルのA棟や、大屋根広場、街区周縁部の豊かな緑地空間の整備などを通じて、新たな交流・発信拠点となることを目指す。
LIFESTYLE LAB “TOYONOMA”は多くの住民やワーカーを抱える豊洲の立地特性を生かした、これからのライフスタイルを生み出す参加型施設。コクヨが運営を予定する。リビングのようなメイン空間、企業の活動拠点となる個室やコワーキングエリア、シェアキッチン、イベントを開催する大会議室、製品展示エリアなどを備える。また、テストマーケティングが可能なコミュニティ活動を通して新ビジネス創出のサポートを行っていく。
インキュベーション施設「LIFESTYLE LAB“TOYONOMA”」(イメージ)
LIFESTYLE LAB“TOYONOMA”で生まれた製品やサービスを、シェア企業寮のTRIAL HOUSE “TAMESU”の入居者が暮らしの中で試せる環境を整備する。さらに地域住民やワーカーなど、街区を訪れる多様な人々が新製品・サービスをフィードバックする“テストマーケティングコミュニティ”の活動も進める。
TRIAL HOUSE“TAMESU”(運営予定:GOODTIME)は「試して“ミ”になる」をコンセプトにしたシェア型企業寮で、住環境で新しい製品やサービスの実証実験を行うことでビジネスに貢献。また、屋上菜園や食を通じた取り組みにより、ワーカーの健康や企業の健康経営に寄与する。