(阪急阪神百貨店)岡山県真庭市×阪急阪神百貨店サステナビリティイベントを開催
2025/02/20 5:49 pm
「茅」がつむぐ、人と自然の未来
~蒜山・阿蘇・近江八幡・京都、4つの地域と連携~
株式会社阪急阪神百貨店(本社:大阪市北区、代表取締役社長:山口俊比古)は、岡山県真庭市が主催するイベント「未来をつむぐ、草原・湖と人の関係性」を企画・運営します。本イベントは、環境にやさしい素材「茅(かや)」を通して「持続可能な人の営みを自然の中で考える」機会の提供を目的に、3月5日から11日の期間、阪急うめだ本店8階「GREEN AGE(グリーンエイジ)」にて開催いたします。「聴く(トークセッション)」「見る(アート・パネル展示)」「触れる(ワークショップ)」の3つのアプローチで、蒜山(岡山)・阿蘇(熊本)・近江八幡(滋賀)・京都の4つの地域ならではの「茅」の魅力や環境保全の取り組みをご紹介します。
なお、当社は2020年から真庭市と協業し、人と自然のつながりをブランド化する取り組み「GREENable(グリーナブル)」を進めており、関連して本イベントの企画・運営業務を受託しています。
真庭市は、「大阪・関西万博」のシグネチャーパビリオンのひとつ「EARTH MART(アースマート)」の茅葺き屋根に、同市蒜山地域の茅を提供しました。また、阿蘇・近江八幡・京都を含む全国の茅も使用されます。「いのちをつむぐ」がテーマの同パビリオンは、放送作家の小山薫堂氏がプロデュースし、設計は建築家の隈研吾氏が担当しています。
「茅」は古来、屋根を葺(ふ)く素材などに利用され、古くなれば農業用のたい肥として活用、最後は土に還すことができます。日本各地で伝統や文化を形づくり、「茅葺き」「茅採取」を含む「伝統建築工匠の技」は2020年、ユネスコ無形文化遺産に登録され、環境問題のシンボルとして国際的に注目されています。“人が手を入れる”ことで育んできた草原や水辺の自然環境は、希少な動植物の宝庫でもあります。
【イベント概要】
タイトル:未来をつむぐ、草原・湖と人の関係性
会期:2025年3月5日(水)~11日(火)午前10時~午後8時 ※最終日は午後6時閉場
会場:阪急うめだ本店8階「GREEN AGE」コミュニティパーク(大阪市北区角田町8番7号)
主催:岡山県真庭市
共催:熊本県阿蘇市、公益財団法人阿蘇グリーンストック、滋賀県近江八幡市、京都府
企画・運営:株式会社阪急阪神百貨店
【茅】
茅は茅葺き屋根に使われる植物で、ススキ、ヨシ、オギなどの自生するイネ科植物や人の営みの中で収穫される稲藁や小麦藁などの総称です。イネ科ススキ属のススキは、日当たりのよい平地や山野に生育する多年草で、秋の七草にも詠まれ、秋の風物詩として古くから親しまれています。イネ科ヨシ属のヨシは、湖沼や河川などの水辺に群生する大型の多年草です。
【GREENable】
阪急阪神百貨店と真庭市の連携によって生まれた「人と自然が共生する、洗練された持続可能なライフスタイル」を提案するコミュニティブランドです。真庭市蒜山の大山隠岐国立公園近接地に誕生した観光文化発信拠点施設「GREENable HIRUZEN」を起点に、阪急阪神百貨店が培ってきた感性と、地域が持つ豊かな自然や文化を組み合わせ、「自然と共生する暮らし」を提供するコンテンツを開発・支援しています。また、「山焼き準備と茅刈り体験」などのアクティビティも実施しています。「都市と地域」「産・官・学」など業界・業態を超えた共創に挑戦しています。
【GREEN AGE】
阪急うめだ本店8階に2023年4月にオープンした、「人と自然の共生」がコンセプトのワールドです。コロナ禍を経てより強くなった「サステナブルな暮らしをしたい」「おしゃれを楽しみながら環境に配慮したい」といったお客様のニーズにお応えします。ラグジュアリー、ファッション・スポーツ、ヘルス&ビューティー、ライフスタイルのブランドが垣根なく共存し、多彩なアイテムがそろうほか、ワークショップなどのイベントを開催しています。