2024年11月 主要百貨店大手6社 売上速報
注)文章は全て百貨店の発表によるもの
高島屋
大阪店 | 9.3 |
堺店 | ▲0.9 |
京都店 ※1 | 9.0 |
泉北店 | ▲1.1 |
日本橋店 | 12.1 |
横浜店 | 9.0 |
新宿店 | 10.3 |
玉川店 | 2.8 |
大宮店 | ▲4.0 |
柏店 ※1 | 0.9 |
EC店 | 13.2 |
㈱高島屋 各店計 | 8.4 |
岡山高島屋 | ▲1.7 |
高崎高島屋 | ▲1.2 |
国内百貨店 計 | 5.8 |
㈱高島屋単体および国内百貨店子会社 計※2 | 8.0 |
※1.京都店の売上高は「洛西店」、柏店の売上高は「タカシマヤ フードメゾン おおたかの森店」を含む。
※2高島屋単体および国内百貨店子会社計は、24年7月に営業を終了した岐阜高島屋の前年実績を控除している。
店頭売上高は前年比5.8%増と23カ月連続のプラスだった。免税売上高は29.9%増で、ラグジュアリーブランドなどの高額品や化粧品が堅調に推移した。免税を除いた店頭売上高は3.3%増で、気温の低下に伴いコートやマフラーなどの防寒アイテムが動いた。
店舗別では12店舗中、日本橋(12.1%増)、新宿(10.3%増)、大阪(9.3%増)、京都(9.0%増)、横浜(9.0%増)、玉川(2.8%増)、柏(0.9%増)の7店舗がプラス。商品別売上高(同社分類)では、紳士服、紳士雑貨、婦人服、婦人雑貨、特選衣料雑貨、宝飾品、呉服、スポーツ、リビング、美術、食堂が前年を上回った。
大丸松坂屋百貨店
大丸心斎橋店 | 8.8 |
大丸梅田店 | 12.5 |
大丸東京店 | 9.3 |
大丸京都店 | 7.0 |
大丸神戸店 | 9.7 |
大丸須磨店 | 3.7 |
大丸芦屋店 | 0.2 |
大丸札幌店 | 8.2 |
大丸下関店 | ▲9.9 |
松坂屋名古屋店 | 6.8 |
松坂屋上野店 | 5.7 |
松坂屋静岡店 | 6.0 |
松坂屋高槻店 | 3.5 |
店 計 | 8.1 |
法人・本社等 | ▲5.9 |
大丸松坂屋百貨店 合計 | 7.6 |
博多大丸 | 9.5 |
高知大丸 | 2.3 |
百貨店事業 合計 | 7.6 |
売上高は大丸松坂屋百貨店合計で7.6%増、関係百貨店を含めた百貨店事業合計も7.6%増で、共に38カ月連続のプラスだった。10月と比較して気温が低下し秋冬物衣料品が活発に動いたことや、ラグジュアリーブランド、化粧品、宝飾品が引き続き好調に推移したことがプラス要因となった。
店舗別では、15店舗中14店舗が前年実績を上回り、梅田(12.5%増)、神戸(9.7%増)、博多大丸(9.5%増)、東京(9.3%増)、心斎橋(8.8%増)の伸び率が高かった。リニューアルオープンした松坂屋名古屋(6.8%増)は、新たに構築したファッションやジュエリー、フレグランスなどを集積したフロアのほか、品揃えを2.7倍に拡大した酒売場が人気を集めるなど、好調な滑り出しをみせている。
大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高は31.9%増、客数は42.3%増、客単価は7.3%減。19年比は72.1%増、18年比は73.1%増だった。大丸松坂屋百貨店の店計売上げ(法人・本社等の本年・過去実績を除く)は前年比8.1%増、うち国内売上高(免税売上高の本年・前年実績を除く)は5.0%増となった。
三越伊勢丹
伊勢丹新宿本店 店頭 | 15.8 |
三越日本橋本店 店頭 | 4.2 |
三越銀座店 | 12.1 |
伊勢丹立川店 | ▲0.3 |
伊勢丹浦和店 | ▲4.0 |
三越伊勢丹 計 | 10.4 |
札幌丸井三越 | ▲0.7 |
函館丸井今井 | ▲4.5 |
仙台三越 | 0.9 |
新潟三越伊勢丹 | ▲5.9 |
静岡伊勢丹 | ▲4.8 |
名古屋三越 | 5.5 |
広島三越 | ▲14.8 |
高松三越 | 1.7 |
松山三越 | ▲8.6 |
岩田屋三越 | 2.4 |
国内グループ百貨店 計 | 0.3 |
国内百貨店 計 | 6.8 |
両本店、三越銀座店を中心に引き続き高付加価値商品がけん引し、売上高前年比は三越伊勢丹計で10.4%増、国内百貨店計で6.8%増で、38カ月連続のプラスだった。
ラグジュアリーブランドやデザイナーズブランドのハンドバッグ・財布、宝飾、化粧品が堅調に推移した。気温が低下し寒さが増すと、婦人・紳士共に冬物のコートやセーターなど防寒アイテムが動いた。免税売上高は、国慶節があった先月と前年の実績を超えた。国内全体の購買傾向と同様に高付加価値商品への関心が高かった。
松屋
銀座店 | 18.9 |
浅草店 | 3.5 |
銀座本店(銀座店、浅草店合計) | 18.1 |
銀座店は前年比18.9%増と38カ月連続のプラスで、化粧品(29%増)、ラグジュアリーブランド(20%増)など銀座店の強みとするカテゴリーが好調に推移した。婦人衣料品(45%増)も、気温が低下により防寒衣料へのニーズが高まり、大幅な伸びを示した。
免税売上高は為替が変動する中でも44%増と全館をけん引した。銀座店全体に占める割合は前年比7ポイント増の約42%だった。
阪急阪神百貨店
阪急本店 | 13.8 |
阪神梅田本店 | ▲21.0 |
支店計 | 3.8 |
全店計 | 5.8 |
全店計は5.8%増で、38カ月連続でプラスだった。大阪では中旬まで最高気温が20度を超え、秋冬ファッションの動きが鈍かったが、中旬以降の気温の低下に伴い本格稼働した。前年の阪神タイガースの日本一祝賀セールの反動もあり、阪神梅田本店は前年実績を下回ったものの、それ以外の都心店各店は前年実績を上回った。免税売上高は、国慶節のあった前月を上回る前年比約4割増、阪急本店も約4割増と引き続き好調で、同月の売上高では18カ月連続で過去最高を更新した。
阪急本店は、同月対比の売上高において4カ月連続で過去最高を更新した。婦人・紳士ファッションは、いずれも2桁増と好調だった。中でも、アクセサリー、バッグ、インターナショナルファッションの売上高は約2割増、化粧品や宝飾品も2割を超える高い伸びを示した。コートやロングブーツなどはまだ動きが鈍かったが、セーターやジャケット、ネックウェア、素材感のあるバッグなどが稼働した。ブライダルニーズも引き続き活況で、アクセサリーや宝飾品では、エンゲージリング、マリッジリングが売上げを伸ばした。クリスマスギフトシーズンを迎え、アクセサリーでは早くも限定商品を自分用に購入する客がみられるなど、順調な滑り出しとなった。
近鉄百貨店
あべのハルカス近鉄本店単独 | 2.4 |
(あべのハルカス近鉄本店Hoop等を含む) | ▲0.5 |
上本町店 | 3.2 |
東大阪店 | 10.1 |
奈良店 | ▲5.9 |
橿原店 | 3.9 |
生駒店 | 3.2 |
和歌山店 | 7.8 |
草津店 | 4.4 |
四日市店 | 1.4 |
名古屋店(近鉄パッセ) | ▲1.8 |
合計 | 0.7 |
あべのハルカス近鉄本店は、売上高が2.4%増、入店客数が4.1%増だった。13日からスタートしたクリスマスフェアで、新ビジュアルを使用した全館での装飾やPOP UPショップを実施したことが寄与した。初開催の「にっぽんの離島物語」「ぶつぶつ交換百貨店」「パンの祭典 ブーランジェリー博覧会」など多彩なイベントも集客に貢献した。
商品別では、下旬の気温の低下に伴い婦人服のコートやブルゾンなど防寒アイテムが伸長し、2桁増となった。化粧品もクリスマスコフレが人気を集め、好調に推移している。外商はラグジュアリーブランドのニーズが引き続き高く、前年を大きく上回った。
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《東京各店(18店)/横浜各店(7店)/名古屋各店(5店)/京都各店(4店)/大阪各店(5店)/神戸各店(2店)/北海道各店(7店)/東北各店(8店)/関東各店(30店)/中部各店(7店)/近畿各店(9店)/中国各店(13店)/四国各店(4店)/九州・沖縄各店(14店)》
③全国百貨店78社・179店舗の現有勢力詳細名簿(オリジナル調査)
収録企業《北海道(5社6店)/東北(6社10店)/関東(16社36店)/東京(14社25店)/中部(17社23店)/近畿(10社40店)/中国・四国(15社21店)/九州・沖縄(14社18店)》
収録項目《企業概要/店舗概要/従業員数/2022年度主要経営指標/役員およびその職掌/2023年度経営重点目標/売上推移/顧客動員状況/立地環境/2022年年間商品別売上動向/外商/友の会/その他》