キリンビール、ジンソーダの新ブランド「杜の香(もりのか)」
キリンビールは27日、ジンソーダの新ブランド「KIRIN Premium ジンソーダ 杜の香(もりのか)」を発売する。すっきりとした甘くない味が特徴で、雑味がなく食事に合わせやすい。ボタニカル原料はねずの実(ジュニパーベリー)を100%使用し、フレッシュな香りと清涼感のある味わいを実現した。350ml缶と500ml缶の2種類を用意する。
同社の調査によると、RTD(低アルコール飲料)市場は近年拡大傾向にあり、健康意識や食中酒需要の定着から「すっきり甘くない」「本格的」といったRTDへのニーズが高まっている。ウイスキーやジン、焼酎などをソーダで割る「原酒ソーダ」カテゴリーでは現在ウイスキーハイボールが中心だが、ジンのポテンシャルは高いと判断した。
こうして生まれた「KIRIN Premium ジンソーダ 杜の香」は、トップに柑橘のほのかな香りとジンならではの清涼感や余韻があり、中盤には炭酸の爽快感、後半には柑橘の酸味によるすっきりとした甘くない味わいが来る。販売目標は今年8~12月で約12万ケース(350mlケース換算)に定めた。
同日、プレミアムジンの「KIRIN Premium GIN 杜の香」(700mlびん)も発売。公式オンラインショップ「DRINX」と会員制生ビールサービス「キリン ホームタップ」限定で取り扱う。同商品はジュニパーベリーを丁寧に粗挽きし、「ボタニカル浸漬液蒸留」と「蒸気吹込み式蒸留」を掛け合わせて行うことで、爽やかで清涼感のある香りを引き出している。