2024年6月 主要百貨店大手6社 売上速報
注)文章は全て百貨店の発表によるもの
高島屋
大阪店 | 25.9 |
堺店 | ▲0.8 |
京都店 ※1 | 24.2 |
泉北店 | 2.7 |
日本橋店 | 19.0 |
横浜店 | 10.9 |
新宿店 | 22.8 |
玉川店 | 8.6 |
大宮店 | ▲0.5 |
柏店 ※1 | 1.6 |
㈱高島屋 各店計 | 17.2 |
岡山高島屋 | 0.3 |
岐阜高島屋 | 44.5 |
高崎高島屋 | 12.6 |
㈱高島屋単体および国内百貨店子会社 計 | 17.1 |
※1.京都店の売上高は「洛西店」、柏店の売上高は「タカシマヤ フードメゾン おおたかの森店」を含む。
店頭売上高は前年比17.1%増と18カ月連続のプラスで、19年比は20.8%増、18年比は21.9%増といずれも上回った。免税売上高は119.6%増、19年比158.3%増、18年比137.2%増。引き続きラグジュアリーブランドを中心とする高額品が伸長した。免税を除いた店頭売上高は8.3%増、19年比6.9%増、18年比8.4%増。国内客は、梅雨入りの影響で晴雨兼用傘や寒暖差対応のジャケットなどが動いた。
店舗別では13店舗中、11店舗で前年を上回った。大阪店(25.9%増)、京都店(24.2%増)は18カ月連続の2桁増となった。新宿店(22.8%増)、日本橋店(19.0%増)も伸長が継続している。岐阜高島屋(44.5%増)、高崎店(12.6%増)、横浜店(10.9%増)、玉川店(8.6%増)も伸び率が高かった。
商品別売上高(同社分類による14店舗ベース)では、紳士服、紳士雑貨、婦人服、婦人雑貨、特選衣料雑貨、宝飾品、子供情報ホビー、スポーツ、リビング、美術、食料品、サービスが前年を上回った。
大丸松坂屋百貨店
大丸心斎橋店 | 33.6 |
大丸梅田店 | 15.0 |
大丸東京店 | 14.4 |
大丸京都店 | 27.1 |
大丸神戸店 | 13.5 |
大丸須磨店 | 0.8 |
大丸芦屋店 | 0.1 |
大丸札幌店 | 26.0 |
大丸下関店 | ▲8.2 |
松坂屋名古屋店 | 15.1 |
松坂屋上野店 | 11.3 |
松坂屋静岡店 | 6.1 |
松坂屋高槻店 | 3.4 |
店 計 | 18.9 |
法人・本社等 | 48.7 |
大丸松坂屋百貨店 合計 | 19.8 |
博多大丸 | 26.7 |
高知大丸 | 10.3 |
百貨店事業 合計 | 20.2 |
売上高は大丸松坂屋百貨店合計で19.8%増、関係百貨店を含めた百貨店事業合計も20.2%増で、共に33カ月連続でプラスだった。気温の上昇に伴いパラソル、サングラスやUVケア商品などが活発に動いた。ラグジュアリーブランドや化粧品も堅調だった。外商売上げも対前年2桁増と好調に推移している。店舗別では、15店舗中、14店舗が前年実績を上回った。心斎橋店(33.6%増)、京都展(27.1%増)、札幌店(26.0%増)、博多大丸(26.7%増)の伸び率が高かった。
大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高は135.9%増、客数は93.8%増、客単価は21.7%増だった。名古屋店、札幌店、京都店がけん引し、好調店舗は全国に広がっている。
大丸松坂屋百貨店の店計売上げ(法人・本社等の本年・過去実績を除く)は18.9%増、国内売上高(免税売上高の本年・前年実績を除く)は前年比7.4%増。大丸松坂屋百貨店(既存店)の免税売上高は19年比114.1%増、18年比140.2%増だった。
三越伊勢丹
伊勢丹新宿本店 店頭 | 28.6 |
三越日本橋本店 店頭 | 17.2 |
三越銀座店 | 39.2 |
伊勢丹立川店 | 4.9 |
伊勢丹浦和店 | ▲2.4 |
三越伊勢丹 計 | 24.2 |
札幌丸井三越 | 10.5 |
函館丸井今井 | ▲1.9 |
仙台三越 | ▲0.3 |
新潟三越伊勢丹 | 1.2 |
静岡伊勢丹 | ▲6.3 |
名古屋三越 | 3.6 |
広島三越 | ▲20.9 |
高松三越 | 9.7 |
松山三越 | ▲4.8 |
岩田屋三越 | 25.7 |
国内グループ百貨店 計 | 10.0 |
国内百貨店 計 | 19.0 |
両本店、三越銀座店を中心に引き続き高付加価値商品がけん引し、売上高前年比は三越伊勢丹計で24.2%増、国内百貨店計で19.0%増で、33カ月連続のプラスだった。3店舗共に12カ月連続で18年実績を上回っている。
これまでと同様に、ラグジュアリーブランドやデザイナーズブランドの衣料品、ハンドバッグ、宝飾・時計、化粧品が好調だった。気温上昇に伴い、サングラス、ブラウス、パンツなどの夏物アイテムも動いた。
免税売上高は、国内百貨店計(既存店)で単月最高売上高を記録した24年5月に続き、2番目に高い実績で好調に推移した。全体傾向と同様に、ラグジュアリーブランドのハンドバッグや財布、宝飾・時計、化粧品など高付加価値商品への関心が高かった。
松屋
銀座店 | 35.2 |
浅草店 | ▲15.8 |
銀座本店(銀座店、浅草店合計) | 31.6 |
銀座店は前年比35.2%増と大幅な伸びを示し、33カ月連続でプラスとなった。ラグジュアリーブランド(約71%増)、時計(同67%増)、化粧品(同63%増)、宝飾(同12%増)と、銀座店が強みとするカテゴリーを軸に売上げを大幅に伸ばした。浅草店(15.8%減)は先月に続きマイナスだったものの、両店舗計では31.6%増と高伸した。
免税売上高は円安の影響などで前年比約135%増を記録し、売上げをけん引した。銀座店全体に占める割合は55%だった。
阪急阪神百貨店
阪急本店 | 35.7 |
阪神梅田本店 | 8.4 |
支店計 | 15.5 |
全店計 | 25.5 |
全店計は25.5%増と約3割増の伸長率を維持し、33カ月連続でプラスだった。全国的に梅雨入りが遅れ真夏日が多いこともあり、都心店を中心に盛夏ファッションが活況だった。免税売上高の伸長もあり阪急本店と博多阪急が全体をけん引した。
各店では中元ギフトセンターを順次開設し、定番商品のビール、飲料などが堅調だったほか、アイスクリームなど暑い夏を意識した商品が伸長した。送料込みの産地直送ギフトも前年を上回った。
免税売上高は引き続き好調で、前年比約2.7倍、阪急本店も約2.7倍を記録し、同月対比として13カ月連続で過去最高額を更新した。
阪急本店は、6カ月連続で同月対比の過去最高売上高を更新。引き続きインバウンドの売上げが全体を押し上げ、婦人・紳士ファッションの売上高は2割を上回る伸びを示した。特にアクセサリーやバッグ、化粧品、インターナショナルファッション、宝飾品、時計、紳士ファッションは3割増を超えた。夏の実需アイテムとして、婦人服のブラウスやドレス、服飾雑貨のパラソルやサングラス、帽子、サンダル、紳士ファアッションではTシャツやカジュアルシャツなどの軽衣料が好調だった。
近鉄百貨店
あべのハルカス近鉄本店単独 | 4.4 |
(あべのハルカス近鉄本店Hoop等を含む) | 1.7 |
上本町店 | 3.5 |
東大阪店 | 12.2 |
奈良店 | 5.2 |
橿原店 | ▲0.7 |
生駒店 | 2.5 |
和歌山店 | 7.7 |
草津店 | 9.4 |
四日市店 | ▲1.0 |
名古屋店(近鉄パッセ) | ▲8.4 |
合計 | 2.6 |
あべのハルカス近鉄本店は4.4%増だった。新規大型キャラクターイベントの開催や、食料品売場の新ショップオープンなどがプラス要因となり、入店客数、売上高ともに前年を上回った。
商品別では、夏期間の長期化に対応した商品を展開し、婦人服の夏物プロパー商品が好調に推移した。日傘や帽子などのUV対策用品も動いた。ラグジュアリーブランドや時計なども、外商の取り組み強化により引き続き伸び率が高かった。
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《東京各店(18店)/横浜各店(7店)/名古屋各店(5店)/京都各店(4店)/大阪各店(5店)/神戸各店(2店)/北海道各店(7店)/東北各店(8店)/関東各店(30店)/中部各店(7店)/近畿各店(9店)/中国各店(13店)/四国各店(4店)/九州・沖縄各店(14店)》
③全国百貨店78社・179店舗の現有勢力詳細名簿(オリジナル調査)
収録企業《北海道(5社6店)/東北(6社10店)/関東(16社36店)/東京(14社25店)/中部(17社23店)/近畿(10社40店)/中国・四国(15社21店)/九州・沖縄(14社18店)》
収録項目《企業概要/店舗概要/従業員数/2022年度主要経営指標/役員およびその職掌/2023年度経営重点目標/売上推移/顧客動員状況/立地環境/2022年年間商品別売上動向/外商/友の会/その他》