2024年11月21日

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三越日本橋本店、中元ギフトセンターがスタート

5日朝に行われた決起セレモニーの様子

三越日本橋本店は、5日に本館7階の催物会場でお中元ギフトセンターを開いた。酷暑を乗り切るための「ひんやりフード」、災害に備えての「常備食」、一人暮らし世帯が増えたことで需要が高まる「弁当」など、昨今のトレンドに対応した商品を用意。開店直後は多くの客がギフトセンター目掛けて訪れ、賑わいをみせた。

開店直後の様子。多くの客が一目散に並んでいく

三越日本橋本店では「進化型お中元」として、多様なニーズに応えるユニークなギフト商品を集積した。近年は猛暑が続くことから、冷やして食べておいしいフードとして、二幸の「冷やしておいしいカレー詰合せ」(3240円)、ホテルオークラの「桃花林 冷やし担々めん詰合せ」(5400円)などを用意。増える自然災害対策の常備食として、ミツコシイセタン ザ・フードの「和惣菜缶詰詰合せ」(3240円)、同「グルメカレー詰合せ」(5400円)などを販売する。

彩りが良く、栄養バランスも考えられた弁当のギフト

箱がゲームボードになる菓子シリーズも登場する

日本独自の文化として「弁当」が注目されており、調理が不要で手軽に食べられることから「弁当」も打ち出し、日本料理なだ万の「料亭の彩り弁当(冷凍)」(9720円)、ホテルニューオータニの「洋風松花堂弁当(冷凍)」(1万1880円)などを取り扱う。食べ終わった後に子供が遊べる、箱がゲームボードとなる菓子シリーズも新たに登場。中身は銘菓ブランドのスイーツで、彩果の宝石の「バラエティギフト」(3240円)、シベールの「リーフパイ」(3240円)など、複数のブランドとコラボした。

あいさつを述べる丸井良太本店長

5日の開店前には浴衣姿のスタッフが集い、決起セレモニーを開催。丸井良太本店長は「当店のギフトセンターは例年、多くのお客様がギフトセンターのオープン直後からお越しになる。今年もたくさんのお客様が、新しい出会いを求めてお越しいただけることを願っています」と述べた。

フォーマルギフト市場が縮小傾向にある中、三越伊勢丹の2023年の中元商戦は、前年並みの売上げに落ち着いた。今年も前年並みの売上げを目指し、漸減を食い止める。取り扱い商品は、ECサイトで約2400品目を揃える。

(都築いづみ)